はじめに
いちニコニコ動画ユーザーとして個人的にお世話になっている「niconicoコンテンツ検索API」が2019/6/3より大幅にリニューアルされるとの告知が2019/4/22に掲載されていた(というか既に新APIのページに切り替わっていた)ので、旧APIからの主な変更点をまとめてみた。
新API(現在のページ):http://site.nicovideo.jp/search-api-docs/search.html
旧API(キャッシュ):http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:EDYSNbn5F4YJ:site.nicovideo.jp/search-api-docs/search.html
変更点
1. 検索対象が動画と生放送のみとなる
本APIは2019年6月3日より以下の仕様に変更になり、動画と生放送以外は検索できなくなります。 今後も利用を続けられる場合は、検索対象のサービスおよびご利用中のフィールドが仕様に記載されているかご確認ください。 本ページに記載されていないものは今後ご利用になれません。
リニューアル前のAPIではニコニコ動画内の13種のサービスが検索対象として指定できたが、2019/6/3以降は検索対象がvideo 動画
とlive 生放送
のみとなる。
2019/6/2以前
- video 動画
- live 生放送
- illust 静画(イラスト)
- manga 静画(マンガ)
- channel チャンネル
- channelarticle ブロマガ記事(著名人)
- news ニュース
- game ゲーム
- license_search 権利楽曲
- mylist_video 動画マイリスト
- summary まとめ
- community コミュニティ
- commons コモンズ
2019/6/3以降
- video 動画
- live 生放送
2. 検索に使用できるフィールドの追加
追加された video 動画 検索フィールド
フィールド名 | 説明 |
---|---|
userId | 投稿者のID |
channelId | チャンネルのID |
tagsExact | タグ完全一致(空白区切り) |
lockTagsExact | ロックされたタグ完全一致(空白区切り) |
genre | ジャンル |
genreKey | ジャンルを識別する文字列 |
threadId | スレッドのID |
追加された live 生放送 検索フィールド
フィールド名 | 説明 |
---|---|
userId | 放送者のID |
channelId | チャンネルID |
communityId | コミュニティID |
providerType | 放送元種別 |
tagsExact | タグ完全一致(空白区切り) |
openTime | 生放送の開場時間 |
timeshiftEnabled | タイムシフト視聴可能か |
scoreTimeshiftReserved | タイムシフト予約者数 |
communityText | コミュニティ名 |
memberOnly | チャンネル・コミュニティ限定か |
個人的には『生放送の検索において「放送者のID」「チャンネルID」「公式 or ユーザー(放送元種別)」のフィールドを利用したい』旨の要望を運営に対して上げていたので、実装されるのがとても嬉しい。
3. コンテンツ検索APIを商用利用できないことが明記された
制限事項
こちらのAPIの商用利用はできません。
ニコニコ動画のサードパーティアプリではコンテンツ情報の取得において基本的に既存の旧コンテンツ検索APIが使われていると思うのだが、リニューアル以降は課金の伴うアプリはすべて規約違反となるのだろうか。
以上