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今更ながらにHyper-vの冗長化 (Hyper-Vレプリケーション 解決編)

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今更ながらにHyper-vの冗長化 (Hyper-Vレプリケーション 七転八倒編) - Qiita の続きです。

#前回までのあらすじ
前回の構成でレプリケーションをストレージ専用ネットワーク経由にできませんでした。
テスト環境
スクリーンショット (88)1.png

原因はおそらくHyperVコンテナがレプリケーション用に開くポートはHyperVホストが自称するFQDN1でのみ受信可能なのに、hostsで定義されたストレージネットワークの対向サーバー名がこれと異なっていた事でしょう。

つまりは
Untitled(1) (1).png
こうなって

Untitled(1).png

こうなった。2

ホスト側の名前でつなげると
Untitled(1) (2).png
こうなっていたのでOKだった。

なので、プライマリ側からストレージ側のレプリカをレプリカの自称するFQDNで接続できるようにすればOKと。
Untitled(1) (1).png

#解決編

##構成を見直し

システム設定

HyperV1 HyperV2
ホスト名 castor pollux
自称fqdn1 castor.hyperv.local pollux.hyperv.local
eth0 192.168.11.231 192.168.11.232
eth1 10.20.30.10 10.20.30.20

HOSTS の定義

hosts
# ストレージネットワーク側の設定
# サーバーのフルコンピュータ名(fqdn)を指定
10.20.30.10	castor.hyperv.local
10.20.30.20	pollux.hyperv.local

# ホストネットワーク側の設定
# 特に必要なければなくてもOK
192.168.11.231	castor.hyperv.public
192.168.11.232	pollux.hyperv.public

これを双方に配置

オレオレ証明書

New-SelfSignedCertificate -DnsName "castor.hyperv.local" CertStoreLocation "cert:\LocalMachine\My" -TestRoot
New-SelfSignedCertificate -DnsName "pollux.hyperv.local" CertStoreLocation "cert:\LocalMachine\My" -TestRoot

自称のFQDN分だけあればいいのでSAN3は指定しない

さくさくと設定

証明書作成

スクリーンショット (112).png

証明書の配置

サーバー証明書のエクスポート
サーバー証明書のエクスポート

ルート証明書のエクスポート
ルート証明書のエクスポート

スクリーンショット (113).png
はい。

これを
スクリーンショット (64).png
スクリーンショット (114).png
はい。

レプリカサーバーの設定

スクリーンショット (115).png
はい。

VMレプリケーションの設定

スクリーンショット (116).png

YES!!

双方向レプリケーション化

ここまでで castor→polluxのレプリケーションができるようになった。
せっかくなのでpollux→castorのレプリケーションも設定して双方向レプリケーションにしよう。

設定

ここまでの設定で双方ともにhostsと証明書がインストールされているので、必要なのは

  • castorをレプリカサーバーとして有効に
  • castorのFirewallに443の穴あけ

となる。

castorをレプリカサーバーとして有効に

スクリーンショット (118).png
はい。

castorのFirewallに443の穴あけ

スクリーンショット (119).png
はい。

polluxの仮想マシンにレプリケーションの設定

スクリーンショット (120).png

YES!!

次回予告

次回は実際にフェールオーバーしてみたりします。

  1. システムのプロパティ/フルコンピュータ名 2

  2. 知らない子ですねとは - はてなキーワード

  3. Subject Alternate Names /SSLに含めるドメインの別名

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