私はkaggleをしているのですが(といってもまだContributor)、私の経験からチームで参戦する方法についてご紹介します。
1. 知人、友人と参加する
もっとも一般的な方法。この場合は、初期段階からチームで参戦することになります。
ちなみに私の場合、いっしょにやる仲間が見つからなかった(悲しい)ので、後述の方法を使っています。私は、2と3を経験しています。
2. チーム募集のディスカッションスレッドを活用する
私のような境遇の人がいますので、コンペティションの初期段階でこうした募集用のスレッドが立っています。
そのスレッド内で、「誰かわたしといっしょにkaggleやんない?」(もちろん英語)と投稿します。もしくはそうした投稿に対して、返信をします。それで、相手が了承すればチーム成立です。どちらかにチームマージのリクエストを送り、送られた側がアクセプトします。ちなみに、送った側がリーダー、送られた側がメンバーです。
スレッドがない場合ですが、積極的にスレッドを立てることをおすすめします。周りのkagglerから感謝されてupvoteされること間違いないでしょう。ただし、既にスレッドがある場合にそれをやると、迷惑になりますし、upvote集めとみなされて、叩かれ(downvote)されます。voteがマイナスのスレッドは割とよく見かけます。
チームビルディング用スレッドに限らず、ディスカッションルームにスレッドを立てる前に同じ内容の投稿をしていないか確認しましょう。これは、マナーであるとともに、意図せず自分の評価を下げないための護身術でもあります。
3. コンペティションの途中で声をかける/かけてもらう
Notebookを公開したり、データセットを作ったり、ディスカッションで積極的にコメントしたり、スレッドを立てたりすると、必然的に周囲のkagglerの目に付きます。重要なのは、継続することです。継続することで、私はこのコンペティションを継続しますよという意思表示にもなります。また当たり前ですが、投稿の内容は評価(upvote)されるような内容でなければなりません。kaggle masterのような素晴らしい内容である必要はありません。kaggleに参加するのは、ビギナーから熟練者までが参加しているカオスな戦場です。自分の頭で考えて、真摯に課題に向き合った内容ならば、同じような課題を抱える参加者からは評価を得られます。
私の場合、ディスカッションには基本的にはupvoteする側に回っていたのですが、自分のためには発信する側に回らねばと思い投稿を短期間に行ったところ、効果はすぐに現れました。2日間のうちにupvoteをいくつかもらいました。単純にupvoteされれば良いわけではないのですが、ディスカッションの場合1upvoteでブロンズメダルが1個もらえます。コードを公開するのはちょっと、、、という方はまずは、ディスカッションのスレッド内でコメントしてみたり、慣れてきたらスレッドを自ら立ち上げて見ましょう。よほど適当に書かない限り、downvoteはされないです。upvoteされなくても痛くも痒くもないので、勇気を出して積極的に発信してみましょう。なお、ブロンズメダルを50個集めるとディスカッションエキスパートになります。こうした称号を目標にしてみるのもkaggleを継続するモチベーションになるかと思います。
私が声を掛けられたのは、ディスカッションに投稿をはじめて数日後のことでした。インドの学生からいっしょに組まないかということでした。インドの人とつながりができるのも、グローバルなプラットフォームであるkaggleならではだと思います。私は迷わずokしました。彼曰く、私に声を掛けたのは(表向きには)投稿の内容から知見や経験があると判断して一緒に組みたいということでした。これはこれで事実なのですが、裏事情として、一緒にチームを組んでるメンバーが忙しくて活動が進まなくて困っていたというのが本当の理由だということも明かしてくれました。正直に事情を話してくれるのも好印象でした。異国の人とチーミングするのは抵抗があるかと思います。もちろん私も無警戒にアクセプトはしません。決め手はkaggleの個人プロフィールです。そのページでは獲得したメダルや戦績が確認できるだけでなく、Linkdinや所属についての情報を載せることが可能です。前述のインド人学生は、学生にも関わらずLinkdinアカウント保有者であり、かつ内容も充実していたので、信用できると判断しました。
最後に1点、チームが合流する際それまでのスコアはどうなるのかということです。実は、私のほうが合流元のチームよりスコアが高かったので、スコアを落とされるんじゃないかと思ったんですが、そうはなりませんでした。どうやら、合流前のメンバー・チームのうちスコアの高い方が採用されるようです。最も簡単にスコア上げ(順位上げ)できる方法なので、そうした目的で活用してみるのもありかもしれません。ただ、上位者or経験者の人が下位者or経験が浅い人と組むことは、あまり想定できないので、地道に実績を上げてからコンタクトした方が良いかと思います。