奥様の実家は両親二人暮らしなので、パソコンのメンテをできる人がいない
なので、自宅から僕が画面共有してパソコンサポートをしてあげるためにやったことの記録
目標
Macを奥様の実家にセッティングして、画面共有できるようにして、自宅からいじれるようにする
Macをセッティング
回線は光で、ひかり電話ルータ(?)のPR-S300SEというものがついていた
TAだけかと思っていたら、それ自体がルータを兼ねていたので、MacのイーサネットケーブルさせばそれだけでネットOK
グローバルIPの確認手段
確認くんをsafariのブックマークに入れておく
ルータのグローバルIPがどのくらいの頻度で変更されるのかわからないけど、固定ではないので、これを使ってIPを電話で教えてもらうことにする
プライベートIP固定と静的IPルーティング
画面共有をするためには外からの5900番ポートアクセスをルータを経由してMacに運ばなくてはいけない
そのためにはMacのプライベートIPを固定して、そのIPに5900番ポートをルーティングする必要がある
ブラウザからhttp://ntt.setup/
もしくはhttp://192.168.1.1/
でルータの設定画面にアクセスできる
IDとパスワードを聞かれるので、IDは「user」パスワードは回線のセッティングをしてくれたNTTの人の手書きのメモが残っていたのを入力
ルータのセッティング画面に入れたら「DHCPv4サーバ設定」で「開始IPアドレス」を適当に後にずらして「割当て個数」も減らして、MacのIPの場所を空ける
例えばMacは192.168.1.10で固定ということに決めて、DHCPの開始IPは192.168.1.11〜にしておく
次に「静的IPマスカレード設定」で「優先順位」を10(適当)「接続インターフェース名」は「メインセッション(Internet)」、「宛先アドレス」は先ほど決めた192.168.1.10、変換対象IPアドレスは「自分のWAN側IPアドレス」、変換対象プロトコル「TCP」、「宛先ポート」「変換対象ポート」は5900にする
Macのネットワーク設定
最初はMacはDHCPでつながっているが、さっき固定のIPにすることに決めたので、「システム環境設定」→「ネットワーク」→「Ethernet」の「DHCPサーバを使用」のところを「手入力」に変更して、「IPアドレス」をさっきの192.168.1.10、「サブネットマスク」を255.255.255.0、「ルーター」を192.168.1.1に設定
Macのアカウント設定
普段実家の家族が使うアカウント以外に自分用のアカウントを作る
実家の家族はいちいちログインするのにパスワードを使いたくないということだったが、パスワードなしのアカウントを画面共有で世界に開くわけにもいかないので、画面共有できるのは自分のアカウントだけにして、そのアカウントにパスワードをかける
共有設定
「システム環境設定」→「共有」→「画面共有」で「次のユーザのみ」の中から「Administrators」を削除して自分のアカウントだけを追加
画面共有.app
AppleとしてはSafariのURLバーにvnc://xxx.xxx.xxx.xxx
と打ち込んでアクセスして欲しいようだけど、実際はそうすると画面共有.appという別のアプリを呼び出しているだけである
最近はSafariを使ってないので直接画面共有.appを使うことにする
ターミナルから
ln -s /System/Library/CoreServices/Applications/Screen\ Sharing.app /Applications
としておけば画面共有.appがローンチパッドに出てきて普通のアプリとして使える
グローバルIPを打ち込んでアクセスしたら、IDとパスワードを入れる
この際にキーチェーンに登録してしまうと、もう自動的にログインしてしまうようになって、別のアカウントでアクセスできないので(まあそれでもいいんだけど)登録しないほうがいいみたい
パスワードが認証されると、現在先方のMacを使ってるユーザーに許可を求めてディスプレイを共有するか、自分のアカウントでログインして仮想ディスプレイを表示するかを聞かれる
現在先方のMacを使ってるアカウントで接続した場合は何も聞かれずそのまま画面が表示される
この辺はさすがApple純正といった感じでよくできている
これで、(奥様の)実家のパソコンサポートの準備は完了
画面共有の注意点
いくつか気づいたこと
- 仮想ディスプレイで画面共有してるときに画面共有.appを普通に終了して切断してしまうと、リモートのMacにプロセスがいっぱい残ってしまうようなので、ちゃんと共有画面の中のアップルマークからログアウトしたほうがいいみたい
- 転送情報が減って高速化されるかと思って仮想ディスプレイを使ってるときに「システム環境設定」→「ディスプレイ」で解像度を減らしてみたのだけど、画面が真っ暗になってしまった何度もアクセスしたり切断したりしてみても、真っ暗な画面しか表示されなくなってしまって焦った 結果としては、30分位経ってからちゃんと変更された解像度で表示されたのでよかったのだけど、いじらないほうが無難でしょう 解像度関係のセッティングは他のVNCソフトでも鬼門みたい