ComfyUIのワークフローデザインの躓(つまず)き所
ComfyUIは画像生成AIだけでなく、様々なAIを導入し、使いこなすための素晴らしいUIツールです。しかし、AIモジュールやプラグインの進化やバージョンアップが激しすぎて、すんなり導入できずに困っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、civitai.comにある以下のワークフローで実習していきます。
このワークフローは、Live Portraitで一枚の顔画像の表情を制御し、最初の画像と表情を変えた画像をモーフィングする動画を生成するものです。
まず、このワークフローをダウンロードし、abMorphCogvideoFace_v09.zipを解凍して、起動しているComfyUIの画面にドロップします。
図のように赤枠で囲まれたノードがある場合は、不足しているノードがあります。
ComfyUIのManagerメニューから、
Manager -> Install Missing Custom Node
足りないノードをインストールするか、インストールされているがバージョンが違う場合はバージョンを変更するなどして対処します。
ノードがインストールできない
上の方法でノードがインストールできない場合、ComfyUIのリストに登録されていないということですので、手動でインストールする必要があります。その場合は、ノード名を検索エンジンで検索し、そのプラグインのGitHubサイトを探しましょう。
検索エンジンで見つからない場合は、ChatGPT-4のdeep researchなどで探すと見つかる場合があります。ComfyUIフォルダ下のcustom_nodesフォルダに移動し、以下のコマンドで導入できます。
git clone <そのプラグインのgitのアドレス>
ノードをインストールしても、モードが赤枠に囲まれている
ノードをインストールしたり、バージョンアップしても、ノードが赤枠で囲まれている場合、ComfyUIのJSスクリプトの中のノードのバージョンが古い可能性があります。
この場合、ComfyUI画面の何もないところをダブルクリックし、そのノードと同じノードを新たに追加し、そのノードに接続をし直してみましょう。このとき、そのノードと繋がっている他のノードも古い場合がありますので、他のノードも追加し直して、繋ぎ直してみてください。
ノードを入れ替えても動作しない。
この場合は、そのノードが古すぎるか、バージョンアップがもう行われていない可能性があります。自力で対応する必要があるでしょう。
別のワークフローで動作しているノードの接続を参考にして、ノードと接続を置き換えます。
この場合、CogVideoFunX Samplerを Cogvideo Samplerと、Cogvideo ImageEncode FunInPという二つのノードに分解して使っています。
モデルの導入に失敗
このワークフローで、CogVideoXのモデルのダウンロードのところで、失敗(いつまでもダウンロードできないなど)があります。この場合は、CogVideoX-Fun-V1.5-5b-InPで検索やDeep Researchし、ダウンロードします。これ(diffusion_pytorch_model.safetensors)を、ComfyUI\models\CogVideo\CogVideoX-Fun-V1.5-5b-InP\transformer
フォルダに置きます。このフォルダは、上の失敗したときに作成されています。
もともと手動でダウントードすべきモデルは、civitai.comかhugging faceからダウンロードするか、Manager ⇒ Model Managerからインストールします。
手動でダウンロードしたモデルは、modelフォルダ下の然るべきフォルダにセーブします。