0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

GPT-4が生成するテキストベース・アドベンチャーゲームがヤバい

Last updated at Posted at 2023-03-19

GPT-4が生成するテキストベース・アドベンチャーゲームがヤバい

「表参道アドベンチャー」

 青山の骨董通りの、かつてアスキー出版が入っていたビルの前を通ると「表参道アドベンチャー」を思い出すマイコン世代の筆者です。

 GPT-4に童話や小説を書かせる試みがありますが、どのようなプロンプトを入力すると良いか、
もっと研究が必要な感じがします。
 小説や童話のようなスタティックなテキストよりも、ダイナミックなワールドを生成してもらうほうがGPT-4には向いているかも?それならば、マイコン時代のテキストベース・アドベンチャーゲームとかはどう?   ...ということで、さっそく試してみました。

プロンプト

 ↓のようなプロンプトを考えてみました。
誤字脱字があると、プログラムは動作しませんが、GPT-4は、多少の間違いには寛容です。

以下のようなテキストベースのアドベンチャーゲームを生成してください。
プレイヤーは、4階建てのビルディングの中を探検し、その中に隠された
黄金のUSBメモリを探しだすというゲームです。
ビルの各回にはいくつかの部屋と、それを各階はエレベータで移動できます。
各部屋は廊下があり、それぞれの部屋にはドアがあります。
部屋の中には、机やロッカーと棚があります。
机やロッカーや、棚にはいろんなものが置いてあります。それらは適当に配置してください。
どこか一か所に黄金のUSBを置いてください。
スタートは1階のビルの入り口です。

ステップ by ステップで私が入力するコマンドでゲームが進行します。
それでは、ゲームスタートです。

ゲームスタート

【黄金のUSBを探せ!】

あなたは、4階建てのビルディングの入り口に立っています。このビルには、黄金のUSBメモリが隠されているという噂があります。あなたの目的は、このビルを探検し、黄金のUSBメモリを見つけ出すことです。

1階には、エレベーターと3つの部屋があります。それぞれの部屋にはドアがあり、廊下がつながっています。エレベーターは各階にアクセスするために利用できます。

あなたはどうしますか?

コマンド例:

部屋1へ行く
エレベーターで2階へ行く
部屋2へ行く
部屋3へ行く

Player

エレベーターで3階へ行く

GPT-4

あなたはエレベーターに乗り、3階へ向かいます。ドアが開くと、3階の廊下が現れます。この階にも3つの部屋があります(部屋7、部屋8、部屋9)。各部屋のドアが廊下に面しています。

あなたはどうしますか?

コマンド例:

部屋7へ行く
部屋8へ行く
部屋9へ行く
エレベーターで別の階へ行く

Player

部屋9へ行く

GPT-4

あなたは部屋9へ向かい、ドアを開けます。部屋には、大きな机があり、その上には雑誌や文房具が置かれています。また、部屋の隅にはロッカーがあり、壁には棚が取り付けられています。棚には、いくつかの本や小さな置物が並んでいます。

あなたはどうしますか?

コマンド例:

机を調べる
ロッカーを調べる
棚を調べる
部屋を出る

Player

ロッカーを調べる

GPT-4

あなたはロッカーに近づき、それを調べます。ロッカーには3つの扉があり、それぞれに鍵がかかっていません。あなたは順番にロッカーの扉を開けて中身を確認します。

1つ目のロッカーには、古いコートと傘が入っています。2つ目のロッカーには、ノートやペン、定規などの文房具があります。3つ目のロッカーには、書類や雑誌が詰め込まれていますが、黄金のUSBメモリは見つかりませんでした。

あなたはどうしますか?

コマンド例:

机を調べる
棚を調べる
部屋を出る

机を調べる

あなたは机に近づき、その上に置かれた雑誌や文房具を調べます。ペンやノート、はさみ、テープなど様々な文房具が見つかりますが、残念ながら黄金のUSBメモリは見つかりません。机の引き出しも開けてみると、書類やクリップ、消しゴムが入っていますが、USBメモリはありません。

あなたはどうしますか?

コマンド例:

棚を調べる
部屋を出る

Player

棚を調べる

GPT-4

あなたは棚に近づき、上に置かれた本や小さな置物を注意深く調べます。様々な本が並んでおり、小説や専門書、雑誌などが含まれています。置物は、観賞用の小さな陶器製のフィギュアやインテリア小物が並んでいます。

棚の各層を丹念に調べた結果、やっとのことで黄金のUSBメモリを見つけることができました!それは、ある小説の間に挟まれていました。あなたは手に取り、その輝く姿に目を細めます。

おめでとうございます!あなたは黄金のUSBメモリを見つけました!

これでゲームは終了です。再度プレイしたい場合は、ビルの入り口からやり直してください。

 
わりと簡単に黄金のUSBを発見できてしまいました。
そこで以下のように質問してみました。

次のゲームでも黄金のUSBは同じところにあるのですか?

答えはGPT-4の答えは

いいえ、次のゲームでは黄金のUSBメモリの場所が変わります。それは、ビル内のさまざまな場所に隠されるため、プレイヤーは再度探索を行い、新たな場所で見つけることができるようになっています。

新しいゲームを始める準備ができたら、ビルの入り口から再度スタートしてください。そして、異なる部屋や階を探検して、黄金のUSBメモリを見つける冒険を楽しんでください。

でした。
 この先どうなるのでしょうか?
プロンプトで細かい指定をしていないのにもかかわらず、別のトライでは、
棚で見つけたアイテムが、「後で役だつかもしれない」というようなアドベンチャー
ゲームにつきものの仄めかしがあったりして、ワクワクします。

 GPT-4は賢いので、より簡潔で適切なプロンプトがありそうです。
 あるいは、もっと複雑で魅力的なワールドを構築できるプロンプトを
デザインするとより魅力的なゲームになるでしょう。
 GPT-4はマルチモーダルAIですので、APIを使って画像と組み合わせれば
 本格的なAI時代のアドベンチャーゲームやロールプレイングゲームができ
 ることでしょう。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?