概要
- ファイルサーバリソースマネージャーのインストール
- 共有アクセス許可の設定
※デフォルトでは権限がサブフォルダに継承される - NTFSアクセス許可の設定
- アクセスベースの列挙の有効化
- ディスククウォータの設定
- シャドウコピー(VSS)の設定
ファイルサーバリソースマネージャーのインストール
サーバマネージャ > 機能の追加 > 次へ > 次へ > 次へ > ファイルサービスと記憶域サービス >ファイルサービスおよびiSCSIサービス > ファイルサーバーリソースマネージャーにチェックを入れてインストール
共有アクセス許可の設定
・フォルダを共有して共有名の設定を行う。
・プロパティ > 共有 > 詳細な共有 > アクセス許可 > 追加 > 任意のユーザを追加する
・アクセス権限をフルアクセスコントロールに設定する。
※NTFSアクセス権限で制限をするため共有アクセス権限はすべて許可にする。
NTFSアクセス許可の設定
・プロパティ > セキュリティ > アクセス許可 > 追加 > プリシンバルの選択 > 高度なアクセス許可を表示する任意のユーザを追加する > 閉じる
アクセスベースの列挙の有効化
アクセスベースの列挙とは、アクセス権限の無いファイルやフォルダを非表示にする設定。
・サーバマネージャ > ファイルサービスと記憶域サービス > 共有 > 右クリック > プロパティ > 設定 > アクセス許可設定に基づいた 列挙を有効にするにチェックを入れる
ディスククウォータの設定
・サーバマネージャ > ファイルサービスと記憶域サービス > 共有 > 右クリック > クウォータの構成 > テンプレートを選択
シャドウコピー(VSS)の設定
・共有フォルダのドライブを右クリック > シャドウコピー > 有効化 > シャドウコピーの容量とスケジュールを設定する。
詳細設定したい場合は、サーバマネージャーのファイルサーバリソースマネージャーから設定する。
ファイルおよびフォルダのコピーと移動による権限の影響
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コピーによる影響
明示的に設定したアクセス許可は破棄され、コピー先フォルダからアクセス許可の継承を行う。
コピー先が同じボリューム内でも別ボリュームでも。 -
移動による影響
移動先が同じボリューム内なら、明示的に設定したアクセス許可は保持されたうえで移動先の上位フォルダのアクセス許可を継承する。
移動先が別ボリュームの場合は、明示的に設定したアクセス許可は破棄され、移動先の上位フォルダのアクセス許可を継承する。