前回に引き続き、Docker初心者がDockerに関して学んだことのアウトプットです。
今回はDocker社が提供している主だったツールに関して書いています。
#Docker社提供ツール
ツール名 | 概要 |
---|---|
Docker Engine | Docker本体。コンテナに関する機能を提供。 |
Docker Compose | 複数のコンテナを管理することの出来るツール。 |
Docker Machine | Dockerホストを構築するツール。 |
Docker Swarm | Dockerホストのクラスタを管理するツール。 |
#Docker Engine
Dockerといえばこれ。
Linuxのコンテナ化仮想技術を使用して、コンテナの操作、docker imageの操作、ネットワークの操作、ボリュームの操作等を提供する。
#Docker Compose
複数のコンテナを一括で操作する機能を提供するツール。
コンテナ情報を記載した定義ファイルを用意することで、定義されているコンテナを一括で操作することが可能。
Docker Composeを利用して作成した複数のコンテナは一括で作成、削除が可能なので、一時的に環境を構築する際などに便利そう。
#Docker Machine
仮想マシン上にDockerホストの構築と管理を行うことの出来るツール。
指定した仮想マシン(Dockerを動作させることの出来る)にDocker EngineをインストールしDockerホストを構築する。
後述するDocker Swarmの環境を構築する際にもDocker Machineを使用可能。
#Docker Swarm
Dockerのクラスタリング用ツール。
Swarmマネージャ、Swarmノード、ディスカバリ・バックエンドといった要素から成り、コンテナのスケジューリングが可能。
Docker 1.12RC(リリース候補)からDocker Swarmの機能はDocker Engineに「swarmモード」として統合された模様。
#参考URL
- Docker ドキュメント日本語化プロジェクト
- Qiita 「Docker 1.12RC の swarm mode チュートリアル」
#次回
Docker Engineを利用して、実際にコンテナの操作を行っていく予定です。