#あらすじ
Googleドライブがある日急にWSLからアクセスできなくなった。mountコマンドでしのいだ。
「バックアップと同期」から「Googleドライブ」へ
以前は、GoogleドライブをWindowsにマウントする方法は「バックアップと同期」と「Googleドライブ」の両方あった。
移行期間だったらしいが、2022年1月半ばから?「バックアップと同期」が廃止され、「Googleドライブ」のみになった。
両者の違いは以下の通り。
「バックアップと同期」:最初の1アカウントは「C:\Users\ユーザー名\Googleドライブ」、2アカウント名以降は「C:\Users\ユーザー名\Googleドライブ(Googleアカウントのメールアドレス)」にマウントする
「Googleドライブ(アプリ)」:「H:\」、「I:\」のような仮想ドライブにマウントする
ぼくはWSL(Windows Subsystem on Linux)を使うと、前者は/mnt/c/Users/ユーザー名/Googleドライブのようにマウントされるが、後者は昔はアクセスできなかったので使わなかった。
(Linux側で何らかのサービスを起動したり、Windows側でSSHサーバーを起動したりするハックはあったが、手が出なかった)
今回、WindowsからはH:\などとしてアクセスできるけど、WSLがどうなるのか不安だったが、普通に/mnt/h/からアクセスできるようになっていた。
ある日アクセスできなくなった
しばらく調子よく使っていたが、ある日アクセスできなくなった。
$ cd /mnt/
とすると、
ls: 'h'にアクセスできません: 無効な引数です
と言われる。
$ cd h
と強行すると
ls: '.'にアクセスできません: 無効な引数です
と言われる。
H:\がアンマウントされている状態だ。
調べたら、明示的にマウントしてやるといいことが分かった。
以下の記事を参考にした。
具体的には、
$ sudo mount -t drvfs H: /mnt/h
とする。
ここでマウントポイントとなる/mnt/hはディレクトリーで、ない場合はmkdirしておく必要がある。
ぼくは上述の通り、WindowsかWSLが自動的に作っていたので不要だった。
なぜ急にアンマウントされたのかは不明。
明示的にアンマウントするには、umountを使えばいいらしいが、上記の記事では有料部分になっている。
とりあえずWSLで作業が続行できて助かった。
(この項終わり)