AWS re:Invent の歩き方
2019.12.1-6 ラスベガスで開催された AWS re:Invent に初めて参加してきました。発表内容はAWSの公式ページ にまとめられているので、ここでは初参加者としてのre:Inventの体験を共有します。
最近日本国内で行われるAWSイベントの感想
- 情報が薄い
- サービスの紹介か、使ってみたで終わるものが多い
- スピーカーはAWSのサービスを開発した人ではない
AWS re:Invent に参加する価値
- 情報はWebでも公開されるが、日本で経験できないことが経験出来るのが良い
- Chalk TalkやDev Chatなど資料が公開されないセッションが聞ける
- Workshopが良い
- スピーカーのほとんどがAWSの該当サービスを開発している人たち
- しかもそのプロダクトのシニアエンジニアかプロダクトマネージャレベル
- 今実際に使っている開発環境を紹介される
- 質問したらすぐ答えてくれる。会場で直接またはTwitterを利用。
- AWSのSlackにも招待される
- 世界のエンジニアと交流出来る
- Key Noteの大規模感、お祭り感がすごい
AWS re:Inventの概要
- 参加者: 65000人以上
- 会場: 6箇所以上
- セッション数:3600以上
- 日数:6日
- Key Note:5
- New Release: 77
セッションのタイプ
- 20-Minute Presentation : 短いセッション
- Activity : パーティやイベント系。4k/8k Run、re:Playなど。 ★おすすめ
- After hours : スポンサー主催のイベント。招待なしでも入れることが多い。
- Bootcamp
- Builders Session : 一般セッションよりも技術的内容のセッション
- Certification : AWS認定取得。現地で申し込んで受験出来る。
- Chalk Talk : 小規模のセッション。後日の公式資料公開なし。★おすすめ。
- Dev Chats : Expo会場の一角で行われる小規模のセッション。後日の公式資料紹介はなし。★おすすめ。
- Hackathons and Jams : ハッカソン形式で実際に開発する
- Hands-on Labs : AWSサービスを実際に触って体験
- Launchpad
- Meals and Receptions : ご飯とおやつ。朝食、昼食、コーヒーなど飲み物、スナック
- Networking Lounge : 他の参加者と交流できるラウンジ
- Overflow : セッション入れなかった人が見れる場所。ただしこれも登録が必要であまり入れない。
- Session : 一般的なセッション
- Spotlight Lab
- Startup Talks : Expo会場の一角で行われるスタートアップ企業のセッション。
- Tatonka : 鶏の手羽先・手羽元を食べる大会
- Workshop : 説明を聞きながらAWSのサービスを直接使ってものを作る ★おすすめ
- Keynote : AWSのCEO、CTOのキーノート★おすすめ
- EXPO : AWSや企業の展示。AWSのブースではプロダクトマネージが直接説明をしてくれるのでかなり深い情報が聞ける
全体のスケジュール感
- 9/18 登録
- 9/30 セッションカタログ公開
- 10/15 10AM PT Reserved seat開始。しかしすぐ埋まって登録出来るセッションが少ない
- 11/19 8AM PT, 6PM PT Keynote Reserved seat 公開
- 11/20 日本の参加者向けのKeynote reserved seat 公開
- 11/29 ラスベガス着
- 12/1 Registration。会場やバスでの移動を練習。夜のMidnight Madness参加。
- 12/2~12/6 re:Invent
- 12/6 午後からみんなぼちぼち帰る様子。
- 12/8 帰国
ラスベガス一般情報
飛行機
- 行き:成田~ロサンゼルス(ANA)、ロサンゼルス~ラスベガス(UA)
- 出発時にディレイあり。
- ロスのImmigrationで時間取られ乗り継ぎ失敗。次の便に変更される。
- 帰り:ラスベガス~サンフランシスコ(UA)、サンフランシスコ~成田(ANA)
- 帰りはスムーズ。
交通
- 歩くかUberを利用
- モノレール 片道$5
- 系列ホテル間に無料トラムあり
- メイン通りのStripは歩いてなんとかなる(片道2.7km)
- re:Invent期間中は会場間で無料シャトルバスを利用
ホテル
- めちゃくちゃ広い
- どこに行こうとしても必ずカジノを通る
気候
- 気温は東京の冬くらい
- とても乾燥
食事
- ホテルのバッフェ
- ショッピングモールのフードコート(ハンバーガー、タコベル、ピザなど)
- 中華:Panda express
- ハンバーガー:In-n-Out
- ファミレス:Denny's
- レストラン:Gordon Ramsay's Hell's Kitchen, Fish&Chips
- スーパー&ドラッグストア: CVS
re:Invent中の主なイベントと行動
- Day 1 Sun
- Registration
- シャトルバスで会場間移動の練習
- Midnight Madness参加 : 夜のParty & Key Note
- Day 2 Mon
- セッション参加
- Welcome Reception
- 夜のKey Note参加
- Day 3 Tue
- 朝のCEO Key Note参加
- セッション参加
- Expo見学
- Day 4 Wed
- 4k/8k Run: ラスベガスの街をみんなで走るイベント。現地でも参加申請できる。
- セッション参加
- AWSの知人と食事
- Day 5 Thu
- 朝のCTO Key Noteに参加
- セッション参加
- Re:Play参加 : 夜の大規模パーティ
- Day 7 Fri
- セッション参加
- AWS Certification受験
参加したセッション一覧
- Build & share serverless apps with AWS Serverless Application Repository (Chalk Talk)
- Best practices for building multi-region, active-active serverless applications (Chalk Talk)
- Best practices for CI/CD using AWS Fargate and Amazon ECS (Session)
- Building a streaming data platform with Amazon Kinesis (Session)
- Improving observability of your containers (Session)
- Travelers tales: The open-source journey of the AWS SAM toolkit (Chalk Talk)
- Generating dynamic deployment pipelines with AWS CDK (Chalk Talk)
- What's new in AWS CloudFormation (Session)
- Implement AI-powered speech analytics for Amazon Connect (Workshop)
- Introducing quantum computing with AWS (Session)
- AWS DeepComposer: Get started with generative AI (Workshop)
- AWS Lambda function performance tuning (Chalk Talk)
- Optimizing your serverless applications (Session)
次回のためのTips
- 参加したいセッションは予約しておく。人気セッションは当日並んだら入れない
- re:Invent中にも毎日セッションが追加されるのでこまめにチェックし、予約したほうが良い
- re:PlayはEDMという音楽ジャンルに興味のない人にはおすすめしない
- 一般セッションとWorkshopやHackathonなど参加系セッションを混ぜて参加したい
- 参加者の質問に対しスピーカーがとてもフレンドリーな姿勢で答えてくれるので、もっと積極的に質問したい
- 飛行機は乗り継ぎの時間に余裕があるように取りたい