Windows 11 へアップグレードしてみた
ささっとアップグレードしたのですが、一応簡単に整理してみました。
導入準備
導入前チェック
PC 正常性チェック をダウンロードして、アップグレード可能かを確認します。
アップグレード可能な PC は Windows Update からもわかります。
使えないソフトがないか確認
自分が必須で必要とするソフトが Windows 11 に対応していることを確認しましょう。
注意! 「Windows 11」では「Office 2013」が使えない
バックアップ
アップグレード可能なら、念のため Windows 10 システムのイメージバックアップを行います。
もし作成したことがなければ、システム修復ディスクも作成しておきましょう。
アップグレード
Windows 11 ダウンロード から、「アップグレード アシスタント」をダウンロードして実行します。
↑ 「この画面で 100% が表示されてから 30 分後に PC が再起動」とあります。私の環境ではこの画面で 100% になるまで 1 時間程度かかりました。
アップグレードインストールは、特に問題もなくさくっと終わってしまいました。
デバイスマネージャーで不明なデバイスなども出ていません。(アップグレードだから当然か!?)
アップグレード後
10 日間は Windows 10 に戻すことができますが、戻すつもりはなく、そのためにイメージバックアップも行っているので、さっさとバックアップ領域を解放します。
Windows 11 の使用感
元々 Windows 10 の 2021 下期アップデート版として開発されていたこともあり、Windows 7 から Windows 8、Windows 8.1 から Windows 10 ほどの違いは無いようです。つまり、Windows 10 からさほど違和感なく使えるはずです。
見た目の違いが最も大きいですが、デスクトップを見る限り、タスクバー領域(アイコンが中央に並んだり、通知や日付の部分)が違うだけで、壁紙などは引き継がれるので、インストール直後はあまり違わなそうに見えます。
特に見た目が大きく変わっているのを実感するのは 設定
なので、設定
を中心にいろいろ触ってみるとよいかと思います。
タスクバーのアイコンが中央揃えになって、、、これって macOS の Dock じゃん的なネット批評も見受けられますね。
Window の外観が変わった
ウィンドウが macOS のような角丸になりました。またも macOS リスペクト?
ウィンドウを snipping でキャプチャしたら、角丸部分が黒くなっちゃった。macOS の標準キャプチャはこうはならない、、。(笑)
スナップが便利になった
最大化ボタンにマウスをかざすと、スナップレイアウトが表示され、簡単にスナップすることができるようになっています。
Microsoft Store 対応ソフトが増えた
開発者が利用する以下のようなソフトが Microsoft Store
でインストール可能になっています。
- Visual Studio (Code, 2019)
- Windows Terminal
- Sysinternals Suite
- Microsoft PowerToys
私は既に Windows 10 ですべてインストール済みでしたが、インストールボタンが有効化されました。ダウンロードしたものとは別の場所にインストールされると思われるため、重複インストールしないように注意が必要です。
Windows 11 既知の問題
以下にまとめがあります。
上記からいくつか列挙してみます。致命的なものは多くなさそうですが、さすがにいろいろ出てきているようです。
- AMD 製 CPU での性能低下
- Oracle VirtualBox での互換性問題
- 印刷関連の不具合
- エクスプローラーのパフォーマンスが悪い
その他、以下のような情報もあります。
パッチ等
11/9 あたりに月例アップデートが出るらしいのですが、それの C パッチが 10/21 に出ています。
-「Windows 11」に初めてのCパッチ ~AMD Ryzenや印刷、エクスプローラーの問題などが多数解決
バージョン確認方法
SDK に IsWindows11OrGreater
みたいなのが、まだ提供されていないっぽいので、Windows 10 なのか Windows 11 なのかをプログラムから判定するのは要注意です。
ビルド番号である程度あたりはつきそうですが、CIM の Win32_OperationgSystem で確認するのが手堅いようです。
各種抄訳ブログ
米国で公開されたWindows Blogなどの複数の抄訳で、Windows 11にすることの利点や入手方法、開発者などに向けた情報などが含まれるそうです。
インストールした人もそうでない人も一度目を通しておくとよいかと思います。
マイクロソフトがWindows 11に関する抄訳ブログを複数公開
その中でも Qiita 利用者であれば、以下を一読しておくとよさそうです。