概要
GCPのCloud Functions(以下CF)でSlackへの投稿等やりたいなと思うようになる。
しかしCFは請求先アカウント設定しないと、外部へのリクエストを制限されている。
請求先アカウント設定はいいんだけど、12か月の無料クレジット約3万円はスタートしたくない・・・。
ということで、12か月の無料クレジットを保留にしつつ、課金アカウント設定だけできないかとサポートに問い合わせた話です。
読者対象
- GCPを今後始めようとしている方
- AWS Lambda、Azure Functions、GCP CFのいずれのFaaSで勉強開始しようとしている方
どうして12か月の無料クレジットを保留にしたいのか?
がっつりGCPを利用するときに開放したく、ちょっと外部アクセスするためだけにカウントダウンを開始しなくない乞食魂
クレカ登録していないのにGCPって使えるの?
恐らくGCPからアカウント作成した場合、登録途中でクレカ登録して課金アカウント設定がされているはずです。
しかし、Firebaseが自動で作成した場合、クレカ登録していませんので、利用できるんだけど課金設定されてない、という変わった状態になっていると思われます。
全部が利用できるわけではなく、Firebaseが提供している一部が利用可能というのが正解かと思われます。
FirebaseのCloud FunctionsやCloud Storageを使用すると、GCPのアカウントをFirebaseが自動で作成します。
通常GCPを意識することはないのですが、”使用状況”=>"View quota"で画面遷移すると、自動で作成されたGCPにアクセスできます。
サポートより回答
タイトルで結論を出している通り、無料クレジット保留という行為は不可。
NGの根拠はこれがすべてでした。
12 か月間の $300 相当の無料トライアルは、最初の請求先アカウントを設定すると、自動的に開始されます。
請求先アカウントを設定すると、自動的に開始。
それなら回避はどうあがいても無理ですね
まとめ
CFを使った外部への通信は、無料トライアルを開始しない以上利用することはできません。
ライバルであるAzureについても、アカウント登録と当時に無料クレジットのカウントダウンが開始されるので状況は同じです。
AWSについてはそもそも無料クレジットがないですが、12ヶ月無料の製品がいくつかあるため、カウントダウン開始という意味では同じです。
クレカ登録なしでGoogle内専用とはいえ、Functionsが利用できるというのが特例だととらえるべきでしょう。
決めろ、覚悟、GCPのみの12か月