概要
11/29朝、時が止まった…悪い意味で
不器用ながら僕は正義の道を歩いていたはずだ。
それなのにまさかこんな不正を行うもの扱いをされるなんて
リスクヘッジはまだやっていなかったため、収益は激減
一時はこんなにももろいAdsenseやめようかと思ったが、アカウント停止まで貫くことこそが大事なのではないかと思い始める。
そう、たとえ私が切られようと、私の困難に立ち向かおうとする意志は誰かに引き継がれていくだろう。(拝借しました荒木先生)
このもやっとした無効なトラフィックに立ち向かうことにした。
Adsenseの無効なトラフィックの問題は、原因が様々で内容が非公開のため、真実はおそらく誰にも分らない。
客観的にこれではないだろうか?という結論にしかならないため、調査方法の一つの参考としてほしい。
読者対象
- Adsenseを運用中の方
- 将来Adsenseを導入したい方
- 将来ウェブ(特にSPA)に広告を入れたい方
- Google Analyticsの基本は習得済みが前提
朗読
ポリシー違反の内容を確認する
どうやら無効なトラフィックとやらで広告配信を制限されたようだ。
トラフィックが改善されれば再開はされると。
対応もしましょうと。
まず広告配信の制限とは何かを確認する。
この先かなり広く見ていかないといけないため、実際には自分で確認してほしい。
あまりにも当てはまらないページ等は飛ばしている。
広告配信の制限
広告配信の制限のまえに、無効なトラフィックの定義を理解する必要がある。
無効なトラフィックの定義
サイト運営者様が、ご自身のライブ広告をクリックしてクリック数やインプレッション数を増やすこと
タブレットやスマホでの表示確認のため何回か表示したことはあった。ただし、これは開設以来やっていること。
唯一気になったのは11月に一度クリックしてしまったことがある。
ただし、リンク先には遷移しなかった(2回クリックしないといけない?)ので問題はなかったと理解している。
1 人以上のユーザーが繰り返しクリックして、クリック数やインプレッション数を増やすこと
宣伝はしていないため、可能性は低い。
たまにいたずらはあったようだが、Adsenseが自動で無効にしていたのでこれが原因とは考えにくい。
サイト運営者様がご自身の広告でのクリックを誘導すること(例: 広告をクリックするようユーザーを誘導するあらゆる言葉、大量の偶発的クリックを誘発する広告掲載など)
アフィリエイトを併用しているが、アドセンスとは完全に別のエリアを使用しており、そこの説明で報酬がサイトに入る旨の説明はしたことがある。
しかしタイミング的に少なくともこれが主原因とは考えにくい。
ペナルティーポイント加算の可能性は否定しない。
自動クリックツールやトラフィック ソース、ロボット、その他の不正な行為を行うソフトウェア
これはない。ただし私以外の誰かが悪意を持ってわかりにくくやっている可能性は否定しない。
AdSense プログラム ポリシーでは、クリック数やインプレッション数を作為的に増やすいかなる行為も固く禁止されています。
更にAdSense プログラム ポリシーを見る必要があるお客様のアカウントで無効なトラフィックが多数検出された場合、広告主様とユーザーを保護するために、アカウントを停止または無効化させていただく場合があります。お客様のトラフィックの品質を確認できない場合は、広告の配信を制限または停止することがあります。
レベルとしては以下の模様。広告配信の制限はレベルとしては低い模様。当然油断はできないが。
アカウント無効 > アカウント停止 > 広告配信の停止 > 広告配信の制限
お客様が知らない間に第三者が広告に対して無効なトラフィックを発生させている可能性があります。ただし、最終的にはサイト運営者様の責任のもとで、広告に対して無効なトラフィックが発生しないよう管理していただくようお願いしているため、無効なトラフィックを防止する方法をご覧いただくことをおすすめします。
AdSense プログラム ポリシー
無効なクリックとインプレッション
サイト運営者様がご自身の広告をクリックしたり、手動または他の方法で表示回数やクリック数を作為的に増やしたりすることは禁止されています。
表示回数を増やしたりすることを禁じているから、やはり自身で利用する場合には表示しないように対応する必要がありそう。
PCにはGoogle Publisher Toolbarがあるけど、スマホにはないというのがつらい。
クリックや表示を促す(リワード広告枠以外)
リワード広告枠を除き、サイト運営者様がご自身の広告をクリックしたり表示したりするようユーザーに促すこと、およびクリック数や表示数を増やすために不正な方法を使うことは禁止されています。これには、広告の閲覧や検索に対してユーザーに報酬を提供すること、そうした行為に対して第三者に支払いを約束すること、または個々の広告の横に画像を配置することなどが含まれますが、これらに限定されません。
このようなことはない。
無効なトラフィックを防止する方法
AdSense 広告のトラフィックについての最終的な責任はサイト運営者様にあります。このため、広告のトラフィックを念入りに監視して、アカウントが AdSense ポリシーに準拠し、無効なトラフィックが発生していないことを確認する作業が不可欠です。以下のヒントを実践したうえで、疑わしい動作が見られた場合は、Google にお知らせください。
警告を受けたら調査して報告が不可欠。
ブロガーだろうが問題に直面したら覚悟を決めないといけないと思う。
広告トラフィックやサイト訪問者を把握する
URL チャネルやカスタム チャネル、さらには Google アド マネージャー広告ユニットを使用して、トラフィック レポートのデータを適切に分類します。これにより、トラフィック ソースの変化や広告掲載による広告のトラフィックへの影響を把握しやすくなります。
次に、Google アナリティクスを使用して、サイトを訪問したユーザーの詳細情報を取得し、ユーザーが疑わしい行為をしていないかを監視します(たとえば、ユーザーのアクセス地域やアクセス元のウェブサイト、サイトで閲覧したページなどを確認します)。詳しくはトラフィック ソースを把握する方法をご覧ください。
結論を先に言えばこれをやることでアドレセンス狩りをあぶり出した。
信頼できない業者、質の悪い業者との提携を避ける
サイト運営者様が品質の低い広告ネットワークや検索エンジン、ディレクトリ サイトと提携してサイトへのトラフィック増加に取り組んでいると、無効なトラフィックの問題が生じる場合があります。詳しくはトラフィックの購入をご覧ください。
どこかにトラフィック増加をお願いしたりはしていないが、実際にはリンクされるため完全にコントロールすることはできない。
個人的にはこれに対応するにはかなり困難な気がしている。
自分のサイト内の広告だからといって安易にクリックしない
広告に関心がある場合や、リンク先 URL を確認したい場合でも、自分自身の広告をクリックすることは禁止されています。その際は AdSense のサイト運営者向けツールバーをご利用いただけます。Google ではサイト運営者様によるご自身のサイトの広告のクリックを除外していますが、完全には除外しきれません。サイト運営者様がサイトでの収益や広告主様の費用を増やすためにご自身のサイトで自ら広告をクリックしていると判断された場合は、広告主様を保護するためにアカウントを無効にさせていただく場合があります。
これを見る限りリンク先に遷移しなかった一回の誤クリックはやはり問題なかった可能性が高い。
広告の掲載方法を念入りに確認する
広告の掲載方法をカスタマイズすると、広告リクエストで意図しない結果が発生する場合があります。広告の掲載方法が AdSense の広告の配置に関するポリシーに準拠し、プログラミングのエラーがないことをご確認ください。また、異なるブラウザやプラットフォームで広告を確認し、適切に表示されているかチェックしましょう。
広告の配置は自動広告の配置をかなり参考にしているため問題ないはず。
サイトの認証機能を使用して広告コードの無断使用を防ぐ
AdSense の許可サイト機能を使用すると、指定したサイトに表示される広告のみが統計情報としてカウントされるようになります。ただし、サイトの指定に誤りがないようにご注意ください。指定した内容に不備があると、測定の対象とすべきトラフィックが除外されてしまう可能性があります。
サイト登録しているため問題なし。
戦う
長々と読み込んだが、これといったこともないため調査するしかない。
調査方法についてはドキュメントがあるが…準備はしていたので本命のクリック数から真犯人を見つける…じっちゃんの名にかけて!!!
出る杭は見つかる
一人のユーザーが2ページ閲覧して12クリック
「犯人はあんただ!Chiba!!あんたこそ無効なトラフィック殺人事件の真犯人『Adsense狩り』だ!!!」
絞り込んだ手順としては、
1. メニューより集客=>全てのトラフィック=>参照元/メディア
2. エクスプローラーのサマリーをAdsenseに変更
3. AdsenseのCTRでソートして異常に高い確率のCTRのレコードをあぶり出す
4. 異常なCTRのレコードのチェックボックスをチェックして上にあるグラフに表示をクリック
5. エクスプローラのサマリーの下のAdsenseの収益をクリック回数に変更
6. 回数が全体に対して少なく埋もれているため、拡大目的で異常なCTRのレコードをクリック
こんな感じだったはず。あとはユーザーを絞り出すためユーザー属性からいろいろ見ていったはず。
今回のケースでは運よく地域によって1人に分離できた。
しかし、大きくなればユーザーの中に埋もれCTRからの判断も難しくなるだろう。
広告を常にオープンにしつつ防衛するには日々の監視が必要ではないだろうか…
犯人を明らかにする
これで報告と行きたいが報告のページを見ると以下の記述が。
不正な操作の原因と考えられる疑わしい IP アドレス、参照 URL、リクエストに関して、お客様のウェブサイト、モバイルアプリ、YouTube チャンネルのトラフィックログやレポートのデータをご記入ください。
IPアドレスはないし、参照URLもリファラが削除されているため完全ではない。
それでも最大限まで犯人に迫ろう。
チェックメイト!!!
集客の方で訪問日時やセッション時間をメモしておき、オーディエンスから絞り込んで特定できた。
調査結果はGoogleに報告したが制限解除には時間を要するんだろう。
悪意のある訪問者はおそらくログインしないだろうから、防衛するにしてもIPアドレスを付与できる程度だろう。
今回のユーザーは串さしていないが、串さしてたらIPアドレス取得しても効果はないだろうから難題だ。
どうして招かざる客が来てしまったのか?
Google Analyticsにより、リファラーから流入元のドメインとランディングページが判明。
ドメインだけではページがわからないことから、Search Consoleでランディングページのリンク元を調査し流入元URLを特定。
(流入元URLが多すぎると難航しそう)
参照元をみてみると、どうやらユーザーが1投稿/日で4回URLを載せていた。
スパムではないが、気に入らないユーザーが来ていたずらしたものと考えられる。
受け手によって広告はスパムにもなりうることを学んだ
制限期間詳細
11/29 朝にメールにて制限実施のお知らせ
12/01? Googleに不正クリックの調査結果を報告
12/06 広告表示回数が復調。制限を受けている間にユーザー数が倍増したため正確さにかけるが実質的に解除されたレベルに戻る。
12/12 夕方にポリシーセンターの警告がなくなる
実質的な制限は7日間。
Googleに不正クリックの調査結果を報告したことが功を奏したかは不明。
まとめ
Adsenseの広告配信制限からユーザー特定までの工程をメモ書きとして残しました。(調査に疲れてまとめる気力なし)
今回感じたのはAdsenseの想像を絶する脆さ。
Adsenseで運用しているところは本当に尊敬してしまう。
全ての責任はサイト運営者にあるため、私としては別の収益源を確保したいと思った
いつ制限が来るかわからないこれを、何年も運営していく自信が正直言ってない。
今回不正なクリックが原因という前提で進めたが、実際にはこれだけが原因とは限らない。
複数の要因があって、その中の一つかもしれないし、実はこれはGoogle側で無効化していて問題なかったのかもしれない。
11/24に不正クリックがあって11/29に制限だったので、あくまでこれじゃないか?という予想に過ぎない。
原因を通知すると不正な利用をされるかもしれないから、原因は一生わからないから常にホワイトな運用をする努力を続けるしかない。
Adsenseの道は休まるときがない。
Firebase HostingにSPAアプリをおいて配信しているだけのため、IPアドレスが取れないことから今後は対応する予定。
SPAでFunctionsもないと、IPアドレスなくて調査に難儀するのは盲点だった。
今年度中には恐らく記事を書くはず。
Adsenseをいつまで続けられるかわからないが、一つだけ言っておこう
「我が心と行動に一点の曇りなし…!全てが『正義』だ。」(また使いました荒木先生)
Have a great day!