はじめに
弊社は福岡の中小企業になります。
社員規模は20名に届かず、採用も中途がメインです。
そのような会社で、技術合宿を毎年、企画・提案しています。
今回は、なぜ技術合宿をしたいのか、を書きたいと思います。
技術合宿とは
一言でいうと、24時間耐久ハッカソンになります。
冒頭で「お題」を決めて、そこからは自由行動。
24時間後に再び集合し、各自が発表、評価しあう。
とてもシンプルなイベントです。
評価の観点は、
- 技術力(かっこいい、あたらしい、クール)
- アイデア
- ビジネス(もうけることができるか)
- デザイン、ユーザビリティ
- 完成度(どこまで実用化できているか。即リリース可能か)
となっています。
24時間以上時間を要するため、宿泊施設で行う必要があり、
結果として合宿のような形になっています。
→直近は、リモートでの開催です
なぜ技術合宿なのか
弊社固有の理由もあるのかもしれません。
仕事ではなく、自分の好きなものを作りたい
私だけかもしれませんが、
仕事ではない時間で、仕事ではない好きなものを作る、というのは楽しいです。
ただし、
休日は平日の疲れを癒したり(夜更かしからの寝坊)、家族と過ごしたりと、
なかなかそういう時間は作れないですし、
仕事の後とか休みの日に、自発的に「今日はこれを作ろう!」ってなりにくいですよね。
会社での合宿というイベントにすることで、
参加しなきゃという何かしらの力(義務感ではないんですが、何なんでしょうね?)が、
最初の一歩を後押ししてくれます。
あくまで自由参加ですし、会社は環境を提供するだけなんですがね。
多様なメンバーゆえにシナジーが生じやすい
エンジニアといっても、いろんなエンジニアがいますよね。
弊社では30代未経験で中途採用されるケースもあります。
その場合、その後のキャリアは、技術をとことん極める方もいれば、
ひととおり技術を習得後、新しいサービスを企画、提案するような仕事をしたい、
という方もいます。
進む方向が違うメンバーでも、この合宿では、
同じテーマをもらって、それをどう実現するのか、というスタートとゴールは同じです。
ただし、ゴールに至る過程は全然異なると思います。
アイデアで魅せるのか、
技術力で魅せるのか、
プレゼンで魅せるのか。
お互いに発表し、お互いに評価することにより、
自分の不足部分を感じることもできますし、
自分の強みを再度理解することもできます。
様々なメンバーがいるからこそ、このイベントに意味があると考えています。
なお、直近開催時のテーマは「犬島(岡山県)」でした。
無茶ぶりすぎましたが、各自でしっかり解釈して、テーマに沿った成果物を出してくれたのはさすがでした。
合宿ならではの楽しさ
先にも書きましたが、合宿は宿泊施設で行います。
いうなれば、プチ旅行になります。
旅行という非日常の中で、考えながら好きなモノをつくる、
っていうのは、やはりわくわくしてしまいます。
メンバーはそれぞれ自由行動ですので、
食事をとるタイミングや、入浴、睡眠のタイミングもバラバラです。
ただ、タイミングが合えば、一緒にご飯を食べることもあります。
そのまま軽くお酒を飲んだり、がっつり飲んだりも自由なのです。
個人的には夕方までに集中してある程度作りきってしまい、
夕方から入浴(サウナ)を満喫して、しこたま飲んで、ぐっすり寝る。
翌朝早起きして、テストとプレゼン資料を作るという流れにしています。
最後に
今年は合宿の企画ができなかったので、
来年は必ず企画提案を行いたいです!