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MLサーバソフトのReply-Toの扱い

Last updated at Posted at 2021-06-03

#はじめに

メーリングリスト(ML)サーバの更新を計画しています。

CentOS7+fml-4.0-stable-20040215の環境を CentOS8 Stream + Mailman-2.1.29に更新を計画しました。

Reply-Toの扱いについて調べました。

#FML4
FML4では標準ではMLアドレスがReply-Toに設定されます。

標準で付けないようにするにはconfig.phの最後に以下を加筆します。

/var/spool/fml/ML-NAME/config.ph
&DEFINE_FIELD_ORIGINAL('reply-to');

Ref: https://www.fml.org/software/fml4/Japanese/header_rewrite/1.html

#Mailman

mailmanは標準ではReply-Toは設定されません。標準でMLアドレスをつけるようにするにはWebの設定メニューで以下の修正をしてください。

投稿された記事の返信先を選んでください。 ほとんどのメーリングリスト
では 投稿者 を選ぶことを 強く 推奨します。(reply_goes_to_listの詳細)

上記選択で「投稿者」から「このリスト」に修正してください。

#調査
投函者がメールにReply-Toを追加した場合と非追加の場合の挙動は以下のとおりです。

横軸の「標準追加」とはMLサーバソフトの設定で追加する設定にした場合で、「標準非追加」とはMLサーバソフトの設定で追加しない設定にした場合です。

##FML4

標準追加 標準非追加
投函者追加 投函者設定値 投函者設定値
投函者非追加 MLアドレス 無し

##Mailman

標準追加 標準非追加
投函者追加 両方保持され2個設定 投函者設定値
投函者非追加 MLアドレス 無し

となりました。ここで驚いたのはMailmanの挙動で、MLサーバソフトの設定で追加して、かつ投函者が追加するとReply-Toが2個設定されます。投函者が追加したのを優先してMLアドレスは非追加にして欲しい気がしますが、そのような挙動になる設定方法は見つけられませんでした。

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