概要
- re:Invent2019で発表された全てではありません
- 自社サービスで活用可能性がありそうなものを独自で抽出しています
- 全てを知る場合は
Whats' New
の確認をおすすめします
新サービスにあるBeta/Previewについて
Amazon S3アクセスポイント
概要
- S3への新しいアクセス方法
- バケットポリシーの管理がアクセスポイント単位で可能になる
ユースケース
- S3アクセスポイントのうれしい点を自分なりの理解で解説してみる
- 複数のアクセス設定をバケットポリシー1つで管理していたものをポリシー別にアクセスポイントを作成して煩雑さを取り除く
- バケットポリシーの設定ミスの影響を最小限に留めることができる
- VPC内アクセスに限定するアクセスポイントを発行できセキュリティ向上
コスト
- なし
AWS Compute Optimizer
概要
- 機械学習ベースの最適なEC2インスタンスをオススメしてくれるサービス
- M、C、R、T、Xインスタンスに対して有効
ユースケース
- EC2インスタンスの最適化を行いたいときの判断材料として利用する
コスト
- Computeリソース(おそらくEC2??)
- CloudWatchのモニタリング料金
どれぐらいのコストがかかるか未知数(そんなかかんない?)
API Gateway HTTP API (Beta)
概要
- REST APIよりも安く利用可能です(最大71%OFF)
- APIプロキシ機能のみ提供します
- LambdaやHTTPバックエンドにプロキシするAPIを構築するために最適化されサーバレスに最適
- OIDC、OAuth2をサポート
- CORSもOK
ユースケース
- Lambdaのみで構築するシンプルなAPI
- HTTPのプロキシAPI
コスト
- REST APIと比較して最大71%OFF
Amazon CodeGuru(Preview)
概要
- 自動化コードレビュー
- 負荷の高い、コストのかかるコードを見つけ修正・改善の提案を行ってくれる
- アプリケーションパフォーマンス向上に役立つ
- CodeCommitにリポジトリがり関連付けることで使用可能
- 東京リージョンはまだ(2019年12月5日現在)
ユースケース
- コード改善に利用する
コスト
- 1か月にスキャンされる
コード100行あたり0.75ドル
- 200行のコードを100プルリクエストした場合
- 200/100 * 0.75 * 100 = $150
- 結構高い!
Fargate Spot
概要
- EC2スポットインスタンスのFargate版
- 最大で70%オフ
ユースケース
- フォールトトレラントな箇所
- 一部が落ちても問題なく可動するシステム
コスト
- 1時間あたりのvCPU単位
- $0.015168(通常:$0.05056)
- 1時間あたりのGB単位
- $0.001659(通常:$0.00553)
Amazon Elasticsearch Service UltraWarm(Preview)
概要
- ESの最大懸念点であるコスト改善
- 格納データを高頻度、低頻度に分けることでコスト削減される
- 高頻度:EBS
- 低頻度:S3
- 最大900TBものHot-Warm層を設けることで90%ものコスト削減を実現する
- バージョン6.8から利用可能
- 新規ドメインに適用可能
- 東京リージョンはまだ(2019年12月5日現在)
ユースケース
- アクセス頻度に偏りがあるES
- UltraWarmからのデータ取得性能が許容可能
- コストに悩んでいる
コスト
- GBあたりのコストを最大90%削減する
AWS Step Functions Expressワークフロー
概要
- StepFunctionsの新しいワークフロー
- 従来のワークフローよりも高スループットと低コストを実現する
- 100,000/秒を超える呼び出しをサポート
- 従来:2,000/秒
- 従来のワークフローとかなり仕様が異なる
ユースケース
- IoTなどの高スループットが必要な時
- 従来ワークフローの性能が不要でコスト削減したい時
- 実行時間制限が5分なので超短期間処理に使用する
コスト
- 実行回数、実行時間、メモリ消費量に基づく料金が設定されている
- 従来は状態遷移毎に対して設定
AWS Identity and Access Management(IAM)Access Analyzer
概要
- IAM管理サービス
- IAMからワンクリックぽちっ!で使える
- ポリシーが意図したサービスへのアクセスのみ提供することを監視
- ポリシーの追加、更新を検知できる
- AWS Security Hubはこのサービスと統合される
ユースケース
- セキュリティ向上
コスト
- なし
Access Analyzer for Amazon S3
概要
- S3のアクセスポリシー監視サービス
- 不要な公開バケットを生み出さないようにする
ユースケース
- セキュリティ向上
コスト
- なし
Amazon CloudWatch Contributor Insights(Preview)
概要
- DynamoDBテーブルのキーとトラフィックの傾向をひと目で確認できる診断サービス
- 頻繁にアクセスされるキーの特定に役立つ
ユースケース
- DynamoDBの最適化
コスト
- 1ルールあたり$0.50
- ルールに一致する100万イベントごとに$0.30
AWSコンソールからリージョンにすばやくアクセス
概要
- AWSコンソール右上のリージョン選択にリージョンコード(ap-northeast-1とか)が表示されるようになった
ユースケース
- なし
コスト
- なし
Amazon Athena ユーザー定義関数(UDF)のサポート(Prevew)
概要
- ユーザー定義関数が利用可能になった
- クエリを発行するとJavaで記述したLambdaが起動してレコードに対する処理を実行可能
- データ圧縮、データ加工などなど
- 1クエリで取得できる複数レコードに対して1Lambdaが起動する
- 東京リージョンはまだ(2019年12月5日現在)
- バージニア北部のみ
ユースケース
- クエリ結果取得と同時に処理が必要な場合
コスト
- Lambda起動分のコスト
AWS for Fluent BitがAmazon Kinesis Data Streamsをサポート
概要
- FluentBitからKinesisDateStreamsへログ送信できるようになった
- FluentBit:ログ転送ツール
- ログをまとめて別の場所にポンッとできたり
- FluentBit:ログ転送ツール
ユースケース
- Kinesisへログを投げてログ解析基盤を構築する
- CloudWatchLogsはコスト高いので別ログ基盤を構築する
コスト
- なし
AWS タグポリシー
概要
- タグ付け管理の支援を行う
- 指定できるタグを指定したりタグに指定できる値を制限したり出来る
- AWS Organizationで一元管理できる
ユースケース
- コスト管理用タグのつけ間違えやつけ忘れを監視する
コスト
- なし
AWS Lambda非同期呼び出しの宛先をサポート
概要
- Lambda非同期呼び出し時に結果を受け取る宛先を指定できるようになった
- 別のLambda
- SNS
- SQS
- EventBridge(CloudWatchEvents)
ユースケース
- 非同期呼び出ししたLambdaの結果を別処理で利用したい場合
コスト
- なし
AWS Lambda Provisioned Concurrency
概要
- Lambdaでコールドスタート対策が公式にサポートされた
- AutoScalingを利用してProvisionedする値を動的変更することも可能
ユースケース
- 初期起動時からシビアなレスポンスを必要とする処理
コスト
AWS Lambda Supports Amazon SQS FIFO as Event Source
概要
- LambdaのイベントトリガーにSQSのFIFOを指定することが出来るようになった
- 順序保証されたキューの取得が可能
ユースケース
- メッセージ取得に順序保証が必要な処理
コスト
- なし
Amazon CloudWatch ServiceLens
- [What's New](Amazon CloudWatch ServiceLens)
- Blog
概要
- アプリケーションの健全性、パフォーマンス、可用性を1か所で視覚化および分析できる新しい機能
- CloudWatchメトリクス、ログ、X-Rayからのトレースを結びつけてアプリケーションの依存関係をビューする
- AWS X-Rayを有効にすることで利用可能
ユースケース
- よりワークロードに寄せたモニタリングの実施
- マイクロサービスなどの分散された処理の一元モニタリング
コスト
- ServerLens自体はコストなし