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Mulesoft コントロールプレーンとランタイムプレーン

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はじめに

MuleSoftは、API管理やインテグレーションプラットフォームなどの分野で広く使用されているツールです。
MuleSoftは、コントロールプレーンとランタイムプレーンの2つの主要なコンポーネントを備えています。

この記事では、MuleSoftのコントロールプレーンとランタイムプレーンについて説明していきたいと思います。

image.png
HP:
https://docs.mulesoft.com/jp/general/intro-platform-hosting

コントロールプレーンとは?

コントロールプレーンは、MuleSoftの管理コンソールとAPI管理機能を提供するために構築されたコンポーネントです。コントロールプレーンは、APIの設計、セキュリティ、トラフィック管理、アクセス制御などの作業を行います。また、コントロールプレーンは、企業内のすべてのAPIを簡単に管理できるようにするために、APIポータルを提供します。これにより、APIの利用者がAPIにアクセスし、ドキュメント、サンプルコード、利用統計などの情報を確認できます。

具体的には、コントロールプレーンは以下の機能を提供します。

APIの設計

APIの設計は、APIの要件や目的を定義する作業です。コントロールプレーンはこの作業を支援するために、APIの設計に必要なツールを提供します。例えば、APIの要件定義やAPIのドキュメント作成に必要なツールなどが挙げられます。

セキュリティ

APIのセキュリティは非常に重要です。コントロールプレーンは、APIのセキュリティに必要な認証やアクセス制御などの機能を提供します。また、コントロールプレーンは、APIのセキュリティの監視や改善に必要なツールも提供します。

トラフィック管理

APIのトラフィック管理は、APIのパフォーマンスや可用性に大きな影響を与えます。コントロールプレーンは、APIのトラフィック管理に必要な機能を提供し、APIのパフォーマンスや可用性を維持します。

アクセス制御

APIのアクセス制御は、APIのセキュリティに密接に関連しています。コントロールプレーンは、APIのアクセス制御に必要な機能を提供し、APIのセキュリティを維持します。

APIポータル

APIポータルは、APIを利用するために必要な情報を提供するWebサイトです。コントロールプレーンは、APIポータルを提供し、APIの利用者がAPIにアクセスし、ドキュメント、サンプルコード、利用統計などの情報を確認できるようにします。

ランタイムプレーンとは?

ランタイムプレーンは、MuleSoftのインテグレーションエンジンです。ランタイムプレーンは、APIとアプリケーションを接続し、データやメッセージを移動するための機能を提供します。ランタイムプレーンは、APIの処理、データ変換、例外処理、ロードバランシング、フェイルオーバーなどを行います。ランタイムプレーンは、各APIの実行環境を提供し、APIの信頼性、可用性、スケーラビリティを確保します。

具体的には、ランタイムプレーンは以下の機能を提供します。

APIの処理

APIの処理は、APIの要求に応じて適切な処理を行うことを意味します。ランタイムプレーンは、APIの処理に必要な機能を提供し、APIのパフォーマンスや可用性を維持します。

データ変換

APIのデータ変換は、APIの要求や応答のデータフォーマットを変換することを意味します。ランタイムプレーンは、APIのデータ変換に必要な機能を提供し、APIの相互運用性を確保します。

例外処理

APIの例外処理は、APIの要求や応答の処理中に発生したエラーを処理することを意味します。ランタイムプレーンは、APIの例外処理に必要な機能を提供し、APIの信頼性を維持します。

ロードバランシング

ロードバランシングは、複数のAPIの実行環境間で負荷を均等に分散することを意味します。ランタイムプレーンは、APIのロードバランシングに必要な機能を提供し、APIの可用性を維持します。

フェイルオーバー

フェイルオーバーは、APIの実行環境が障害を起こした場合に、別の実行環境に切り替えることを意味します。ランタイムプレーンは、APIのフェイルオーバーに必要な機能を提供し、APIの可用性を維持します。

終わりに

MuleSoftのコントロールプレーンとランタイムプレーンは、それぞれ異なる目的を持つ2つの重要なコンポーネントです。コントロールプレーンは、APIの設計、管理、セキュリティに重点を置いています。一方、ランタイムプレーンは、APIの実行、データ処理、例外処理に重点を置いています。企業がMuleSoftを導入する場合、コントロールプレーンとランタイムプレーンの両方を考慮する必要があります。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
RAMLに関する、すこし理解できましたら嬉しいです。フィードバックが頂きましたら幸いです。

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