環境
Apahce2.4
Ubuntu20.4
ログの設定
Apache2には、デフォルトで下記の2つログが作成されます。
error.log
access.log
ログの名前と出力先のパスは、つぎのコンフィグファイルの中で設定されています。000-default.confを有効にしていない場合(sites-enabledにリンクを作っていない場合)は、自作したコンフィグファイルに、ログを出力する記述を追加しておく必要があります。
ErrorLog ${APACHE_LOG_DIR}/error.log
CustomLog ${APACHE_LOG_DIR}/access.log combined
APACHE_LOG_DIRの環境変数は、つぎの個所で設定されています。パスの末尾に$SUFFIXという変数がついています。設定ファイルの上の方を見ると、1つのOSの中でApach2を2個動作させている場合に、2個目のパスがSUFFIXにセットされるようになっています。
export APACHE_LOG_DIR=/var/log/apache2$SUFFIX
出力されるログは、際限なく肥大化されるようにはなっていません。デフォルトでログローテーションが行われるように設定されています。Apacheからログローテーションを行うデーモンが個別に提供されているわけではなく、Ubuntuに標準で付いている、logroteツールを使って行うようになっています。
Apacheがログローテーションを行う設定ファイルは、インストール時に下記に作成されます。logroteファイルの中で、logrote.dフォルダ内に作成された設定ファイルをIncludeするように設定されてています。
/etc/logrote.d/apache2