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nvmを使ってNode.jsをインストールする

Last updated at Posted at 2022-03-16

環境

Ubuntu20.4

はじめに

nvmはNode.jsのバージョン管理ツールです。Node.jsをインストールする前に、nvmのインストールを先に行います。

UbuntuにNode.jsをインストールするには、aptを使ってインストールすることになるが、バージョン管理を行いたい場合は、nvmを使ってインストールすることになります。Node.jsをお試し程度で使うのであれば、aptでインストールしてもいいのだが、長期的に使う予定があるのであれば、nvmを使ってインストールした方が、後々便利になるでしょう。

aptを使ってNode.jsをインストールするときのコマンドです。

apt-get update
apt-get install nodejs

Rubyにはrbenvというバージョン管理ツールが存在するが、どのような言語にも、似たようなツールは共通して存在しているものです。Rubyのrbenvに該当するのが、Node.jsのnvmということになります。

nvmをインストールする

ググるとnvmのインストール手順はたくさんヒットされるが、公式サイトの手順に従って進めるのが一番いいでしょう。この記事も、公式サイトの手順に従って作業を進めました。
https://github.com/nvm-sh/nvm

nvmはUbuntuの公式リポジトリにあがっていないため、aptではインストールできないことになります。因みに、rbenvはUbuntuの公式リポジトリにあがっているため、aptでインストールできるようになっています。
(参考:rbenv https://github.com/rbenv/rbenv

aptが利用できないということは、curlまたは、wgetを使って、GitHubからインストールすることになります。どちらを使ってもいいのですが、この手順ではcurlを使ってインストールすることにします。

公式サイトを見ると、git cloneを使ってインストールする手順もあります。git cloneを使うと、.bashrcへの環境変数の追加を自動で行ってくれないため、viを使って、自分でコピペをする手順となっています。

それでは、curlを使って、次のコマンドを実行します。

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.1/install.sh | bash

curlのoオプションは、指定したファイルをダウンロードするオプションです。install.shは、ホームディレクトリ配下の.nvmディレクトリにダウンロードされてから実行されます。次のコマンドで、確かにダウンロードされていることを確認します。

ls -l ~/.nvm | grep ins*

install.shによって、.bashrcが書き換えられます。.bashrcを実行して、書き換えられた内容を反映させます。

source ~/.bashrc

viで.bashrcを表示します。

vi ~/.bashrc

最終行に次の2行が確かに追加されていることを確認します。

export NVM_DIR="$([ -z "${XDG_CONFIG_HOME-}" ] && printf %s "${HOME}/.nvm" || printf %s "${XDG_CONFIG_HOME}/nvm")"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh" # This loads nvm

環境変数のNVM_DIRの値を表示して、反映されていることを確認します。

echo $NVM_DIR

nvmが正しくインストールされていることを確認します。インストールされてることを確認するコマンドにwhichがあるが、このコマンドは、nvmの確認では使えないようようなので、commandを使います。

command -v nvm

注意事項

パッケージ化されたnvmをインストールするのではなく、ソースファイルをダウンロードして自分でビルドしてインストールする場合は、build-essentialと、libssl-devが必要になります。C++のライブラリのようです。

nvmを使ってNode.jsをインストールする

Node.jsのバージョンを指定してインストールするときのコマンドです。

nvm install v13.6.0

現時点でのNode.jsの最新のバージョンをインストールするときのコマンドです。

nvm install node

LTS(長期サポート)付きのバージョンで、かつ、最新のバージョンをインストールするときのコマンドです。このコマンドでインストールする方法が推奨されているようです。

nvm install --lts

nvmの使い方

インストール可能なバージョンの一覧を表示するコマンドです。

nvm list-remote

次のコマンドを実行して、最終行に表示されるバージョン番号と、Node.jsの公式サイトから確認できる最新バージョンの番号は、同じ番号のはずです。(Node.js 公式サイト https://nodejs.org/ja/)

nvm list-remote | tail

インストール済のNode.jsの一覧を表示するコマンドです。一番上に表示されているバージョンが、現在有効になっているバージョンです。

nvm list
nvm ls

次のコマンドでも、現在有効になっているバージョンを表示することができます。

node -v

参考URL

npmをインストールする

Node.jsをインストールしたので、npmもインストールします。npmとはNode.jsのパッケージ管理システムのことです。Rubyのgemに相当します。Node.jsをインストールすれば、npmも自動でインストールされるようなことはなく、Node.jsをインストールしても、npmは単体でインストールする必要があります。Node.jsをaptでインストールようが、nvmでインストールしようが同じです。

npmのインストールは、aptでインストールします。npmをインストールする前に、npmがインストールされていないことを確認します。

npm -v
which npm

npmをインストールします。

sudo apt-get update
sudo apt-get install npm

npmがインストールされたことを確認します。

npm -v
which npm
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