はじめに
AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C01)に合格したので、体験記を書きます。
受験日は、2023年3月30日です。点数は825点でした。
自分が使った教材について紹介したいと思います。CLF-C01は、自身の体験からいえば、AWSを触ったことがない人でも勉強すれば取れる試験です。実務的で技術的な細かい部分については、この試験では問われません。試験で問われることはAWSの概要的なことだけです。よって、インフラエンジニアが入門として取得するのは勿論のこと、営業が取得しても全然構わない試験です。
自分の場合、これからAWSを使おうと思っているが、右も左も分からない状態で、取り敢えず勉強がてら、試験でも受けてみようかなという軽いモチベーションで勉強し出しました。Amazonが主催するオンライン講習を受講したところ、バウチャーチケットが無料でもらえました。有効期限があったため、これを逃しては勿体ないと思い、その後、本格的に勉強をし出しました。
本来であれば、ハンズオンで触りながらじっくりと勉強した方が、より勉強になると思います。触ったことがなくても、短期間の勉強で、しかもキーワードの暗記だけでなんとかなる試験です。試験勉強した後に、ハンズオンで実務に近い勉強に入れば、理解力は更にアップできると思います。
公式サイト
AWSOME DAY
Amazonが開催している公式の講習会です。参加は無料で、月1の割合で開催されています。初心者向けにAWSの概要を紹介してくれます。知識ゼロでもよくわかる内容です。これからAWSを学習する人は、先ずは、ここから入るといいかと思います。バウチャーチケットはここでもらいました。参加するともらえることは全く告知がされておらず、サプライズプレゼントでした。いつでももらえるかどうかは保証できません。
書籍
図解 AWSの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる
ITのことが詳しくない人向けに、分かり易く書かれた本です。知識ゼロの人は、この本から入るといいかと思います。試験対策本ではありませんが、試験の範囲はほぼ網羅されています。知識ゼロからいきなり試験対策をし出したがよく分からないといった場合は、先にこの本を一度読んでみることをお勧めします。
AWS認定クラウドプラクティショナー
所謂、緑本と呼ばれている本です。色々な人の体験記を読んで、割と多くの人がこの本を使っていたので、自分も購入することにしました。分かり易く書かれており、知識ゼロでも理解できる内容です。しかし、実試験のレベルと比べると、随分と易しい内容になっています。この本だけでは合格できません。間違っても、この本を1冊やっただけで試験を受けにいくことはしないでください。間違いなく撃沈されます。試験範囲がざっくりと俯瞰できるようになり、基礎力がつきます。基礎力をつける意味合いにおいてはいい本だと思います。付属している問題は、本試験の問題とは少し出題のされ方が異なるような印象です。何周もやる必要はないかと思います。
AWS認定資格 クラウドプラクティショナーの教科書
AmazonでKindle版が無料でダウンロードできるようになっています。無料の割には、わりと中身が濃くできています。結構勉強になりました。やる価値は十分にあります。
AWS認定 クラウドプラクティショナー 模擬問題集 65問 10セット 計650問
Amazonのレビューを見ると否定的な意見が多いです。確かに自分も使ってみて、品質はお世辞にもいいとはいえないことろがあります。英語を機械翻訳で日本語に翻訳した後、校正を入れずにそのまま記載しているような印象です。随分と読みずらい日本語になっています。明らかに、答えが違うといった問題が、5~6問程度あったように思います。更に、問題文が異なっていても答えが同じであれば、全く同じ解説文をコピーして載せています。解説文の内容は初学者であれば、少し理解しずらい内容です。同じ試験の対策本であるにも関わらず、Udemyの問題集と比べると、問題の構成が随分と異っています。問題数が650問もあるのに、重要な個所が一度も問われない問題があるかと思えば、同じような問題が繰り返し出てくることもあります。問題の構成のバランスは決していいとはいえません。随分と辛辣なレビューになりましたが、それでも、全く勉強にならなかったかといえば、そうでもありません。やって損はなかったとは思います。ただし、この教材にあまり時間をかけ過ぎることはお薦めしません。
Udemy
この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)
多くの人の体験記を読んで、この教材が一番有名そうであったため、自分も購入しました。問題の答えだけでなく、異なる問いに対してもきちんと解説がされており、分かり易かったです。初学者であれば、ここの解説だけでは分かり難いかと思うので、入門書で概要を一通り勉強してから入った方がいいかと思います。自分としては、この教材が一番お薦めです。Udemyではわりと頻繁にセールをしているので、セール時に購入することをお薦めします。
ネットの無料サイト
ネット上にも無料の問題集がいくつかあります。
Study and Work
Web問題集でAWS試験に合格しよう
AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説
試験本番の感想
本試験は、簡単な問題も難しい問題も殆どなく、標準的なレベルの問題だけで構成されていました。上記で紹介した教材を使って勉強しましたが、それでも「全然知らんわ」といった問題が、3~4問程度ありました。7割以上とれば合格であるため、学習内容に多少の取りこぼしがあっても焦る必要はありません。自分の場合は、問題集の数をこなすことで、断片的な知識を頭の中で繋げていき、理解に努めていました。勉強期間が短期であったため、公式サイトのホワイトペーパーからは学習しませんでした。また、公式サイトに模擬問題がありますが、有料であったため自分は受講しませんでした。余裕があれば、受講したことに越したことはないかと思います。
試験では65問を90分で解きます。正直疲れます。マウスを握る腕も疲れてきます。時間はたっぷりあるため、適度に集中力を切らしながら、休憩を挟みつつ、試験に臨んでいました。60分で全問を問き、残りの25分で見直しを行い、残り5分を残して試験完了としました。合否は、試験完了直後に画面に表示されるます。合格の文字を目にした瞬間、ホッとしました。