はじめに
長年、Ruby2.6を使っていたが、最新版のRubyをインストールする必要性がでてきました。ついでにrbenvも最新版にしました。
環境
Ubuntu20.4
rbenvのバージョンアップ
現状のrbenvのバージョンを確認します。
$rbenv -v
rbenv 1.2.0-87-ge8b7a27
rbenvが入っているディレクトリ(ルート)を調べます。
$rbenv root
rbenvのルートが分かったら、そこに移動してGitから最新版を取得します。
$cd "$(rbenv root)"
$git pull
rbenvのバージョンが最新になったことを確認します。
$rbenv -v
rbenv 1.2.0-91-gc3ba994
ついでに、ruby-buildのルートに移動して、ruby-buildも最新版を取得します。
$cd "$(rbenv root)"/plugins/ruby-build
$git pull
ruby-buildが最新版になったかどうかを確認するコマンドはありません。ruby-buildルート配下のなんらかのファイルの更新日付が変わっていたら、最新版になっています。
Rubyのインストール
rbenvを使ってインストールができるRubyのバージョンを確認します。
$rbenv install -l
$rbenv install --list-all
Rubyをインストールします。(結構長いです。自分の環境で5分程かかりました)
$rbenv install -v 3.3.0
インストールされている、すべてのRubyのバージョンを表示させて、インストールされたことを確認します。
$rbenv versions
* 2.6.0 (set by /home/vagrant/.rbenv/version)
3.3.0
Ruby3.3.0だけを動作させたいディレクトリに移動して、このディレクトリ内のプロジェクトのみ、Ruby3.3.0の利用に固定させます。
$rbenv local 3.3.0
Ruby3.3.0が動作するようになりました。
$ruby -v
ruby 3.3.0
別のディレクトリに移動すると、Ruby2.6に戻ります。グローバルではRuby2.6を指定しているためです。
$cd ..
$ruby -v
ruby 2.6.0p0
この通り、グローバル環境はRuby2.6のままになっています。
$rbenv versions
* 2.6.0 (set by /home/vagrant/.rbenv/version)
3.3.0
参考記事