はじめに
KPTとは仕事やプロジェクトの節目で振り返りを行うことで業務の改善を行うためのフレームワークです。
現状分析を行い、次にやるべきことを明確にするために役立ちます。
KPTってなあに?
KPTとは(Keep/Problem/Try)の略です。
Keep/Problem/Tryそれぞれの項目について書き出していくことになります。書き出すときのポイントを下の欄でまとめているので、参考にしてみてください。
- Keep 良かったこと(今後も持続すること)
- Problem 問題点(改善するべきこと)
- Try 次に挑戦すること(改善するための手段)
KPTのやり方
1 ホワイトボード、3色の付箋、マジックペンを用意する。
2 Keepについて付箋に書き出して、ホワイトボードに貼っていく。
3 Problemについて別の色の付箋に書き出して、ホワイトボードに貼っていく。
4 Keep、Problemについて、Tryを別の色の付箋に書き出してホワイトボードに貼っていく。
- 付箋に書き出すときは、3分間など時間を区切ってやるのが良いです。
- 2回目以降には、前回使用したKPT表を使用し、表をブラッシュアップする必要があります。(Tryで実践できたものをKeepに移動する。不要なもの、Keepですでに身についたものは削除するなど。)
- タイミングや頻度について、特に決まりはありませんが、定期的に短いスパンで行った方が良いとされています。
それぞれの項目の書き出し方について
それぞれの項目についての書き出し方についてまとめておきます。参考にしてみてください。
K(Keep)の出し方
- 他人の行動、自分の行動など、よかったとを書き出す
- 顧客や周りの人に褒めてもらったことを書き出す。
- 小さなことで良いので数を出す
P(Problem)の出し方
- チームの問題点を書き出す。
- Problemの多い人を詰問するのではなく、共に解決策を考える。
- 共有することでチームの改善につながるという意識を持つ。
T(Try)の出し方
- 具体的な行動を出す(「◯◯を気を付ける」よりは「◯◯を実施する」のような書き方にする。)
- Keepからはさらによくする方法を書き出す。
- Problemからは問題の解決策を書き出す。
- なぜそのTryをやるのかというような目的を意識する。
最後に
KPTは、振り返り術として高く評価されている手法の一つです。
チームだけでなく、個人でも活用できるものなので、ぜひ活用してみてください。