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開発環境共有会!Tech Beach Meetup vol.12に参加してきました!

Last updated at Posted at 2025-03-03

こんにちは!株式会社PROMPT-X 鹿児島本社の大原です。

前回参加した「Tech Beach Meetup vol.10」から1回開けて、鹿児島のマークメイザンで開催された 「開発環境共有会 みんなの開発環境どうなってる?~Tech Beach Meetup vol.12」に参加してきましたので、そのレポートをお届けします!

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Tech Beach Meetupって?

「Tech Beach Meetup」は、エンジニアを中心としたカジュアルな交流会で、エンジニアの方はもちろん、エンジニアに興味がある方や、エンジニアと交流したい方も大歓迎のイベントです。

以前、vol.10では「キーボード」をテーマに開催され、参加者それぞれがお気に入りのキーボードを持ち寄り、実機を見比べたり、カスタマイズについて語り合ったりしました。今回のvol.12では「開発環境共有会 みんなの開発環境どうなってる?」がテーマとなりました。

イベント参加レポート

今回のイベントでは、エンジニアの方々が日々使用している開発環境について活発な意見交換が行われました。様々なツールやアプリケーションの使い方、カスタマイズ方法などについて、直接話を聞けるのはとても貴重な経験でした。

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主なトピック

みんなターミナルは何使っているの?

  • Byobu: Ubuntuの標準ターミナルで、スクリーン管理とステータス表示が便利という意見が多く、特にリモート作業時の接続断でもセッションが維持される点が評価されていました
  • alacritty: GPUアクセラレーションによる高速描画が魅力で、設定ファイルによるカスタマイズ性の高さが支持されていました
  • tmux: 複数のペインやウィンドウを管理できる柔軟性が好評で、カスタムキーバインドを設定している参加者も多くいました
  • rlogin: 日本語環境に最適化された使い勝手の良さを評価する声がありました
  • teraterm: 長年使われているという参加者からは、マクロ機能の便利さについて言及がありました

テキストエディタは何使っているの?

  • VSCode: 多数派で、使用している拡張機能やカラーテーマについての情報交換が活発でした。特にGitLensやAWS Toolkitなどの拡張機能の活用法について詳しい議論がされていました
  • sakuraEditor: 日本の開発現場ならではのレガシーシステム開発での使いやすさについて言及がありました
  • Emacs: 言わずもがなLinuxテキストエディタの双璧!
  • Vim: 言わずもがなLinuxテキストエディタの双璧!

タスク管理ツールは何使っているの?

  • notion: おそらく多数派で、ドキュメントとタスク管理の統合が便利という意見が多く、特にチーム内での情報共有がスムーズになると評価されていました
  • redmine: 老舗のredmineは未だに健在で、プロジェクト管理の細かい設定ができる点が評価され、いくつかの案件での活用例が共有されました
  • backlog: 日本製で日本語環境に最適化されている点と、Gitリポジトリとの連携の使いやすさについて言及がありました
  • asana: 視覚的なボード表示の使いやすさと、タスクの依存関係の管理がしやすいという声がありました
  • linear: シンプルで洗練されたUIと、キーボード操作での効率的な作業が可能な点が評価されていました

Gitクライアントは何使っているの?

  • tig: ターミナル上でのGit操作が好きな開発者からの支持が多く、複雑なコマンドを簡単に実行できる点が評価されていました
  • tower: macOSユーザーからの評価が高く、直感的なUIと高度なマージ・リベース機能について言及がありました
  • soruceTree: 無料で使える高機能なGUIクライアントとして人気があり、履歴の可視化の見やすさが評価されていました
  • fork: クリーンなインターフェースと、大規模リポジトリでのパフォーマンスの良さについて言及がありました
  • git: 結局コマンドが一番楽。という意見も多数ありました

仮想環境は何使っているの?

  • VirtualBox & Vagrant: 環境の再現性と、チーム内での統一環境構築が容易になる点が評価されていました。特に設定ファイルでの環境定義の共有方法について情報交換がされました。
  • WSL, WSL2: Windowsユーザーからの支持が多く、WSL2の大幅なパフォーマンス向上と、Windowsと Linux環境の統合の便利さについて活発な議論がありました。特にVSCodeとの連携の使いやすさが話題になっていました

弊社の開発環境紹介

鹿児島本社の技術開発グループに所属する私からは、弊社PROMPT-Xで採用している開発環境について共有しました。

基本的にはノートPCを使用していますが、最近ミニPCを試験的に導入しています。このミニPCは私たちエンジニアの働き方を大きく変えつつあります。

  • IMG_5912.jpg

ミニPC導入のメリット

  • 携帯性と固定環境の両立: キーボード、トラックボール、モニタ、電源は自宅とオフィスに常備し、携行するのは小型軽量の本体のみというスタイルで、ノートPCよりも効率的に使えています

  • 優れたコストパフォーマンス: 10万円強でIntel Core i7プロセッサ、32GBのRAM、1TBのSSDストレージという高スペックを実現しており、従来のビジネスノートPCと比較して価格対性能比が大幅に向上しています

  • 優れた拡張性: 多数のUSBポートやThunderbolt接続などが可能で、複数モニタを接続しても快適に動作します。鹿児島オフィスでは、複数のディスプレイを接続して作業効率を高めています

  • 電源供給の柔軟性: PDでの電源供給が可能なモデルもあり、モバイルバッテリーからの給電も可能なため、一時的な停電時や、移動中の作業も安心です。特に台風の多い鹿児島では、この点は大きなメリットとなります

  • 静音性: ファンレスモデルや静音設計のモデルもあり、オフィス環境での作業に適しています。鹿児島オフィスの集中スペースでも静かに作業ができています

  • 省スペース: デスクスペースを大幅に節約でき、鹿児島オフィスのような限られたスペースでも効率的なワークステーション構築が可能です

弊社で使用しているのはGEEKOMのモデルで、総合的なバランスが良くコストパフォーマンスに優れているという印象です。

会場に実機を持ち込んでデモンストレーションしたところ、参加者から「ノートPCで作業していると思っていた!」「これだけのスペックなら普通に開発できそう」「持ち運びが楽そう」など非常に好意的な反応をいただきました。特に他社の開発者の方々からは、「自社でも検討したい」という声も多く寄せられ、今後ミニPCが鹿児島のITコミュニティでも広がっていく可能性を感じました。

開発環境は開発者ファーストで

今回のミニPC導入検討のように、全員一律に決まり切った開発環境を提供するのではなく、開発者毎に開発効率を最大化できるよう、ある程度の幅で選択したり、新しい構成を検討したりできるよう取り組んでいます。

最後に

「Tech Beach Meetup」は前回参加したvol.10に引き続き、今回も活気と温かい雰囲気に満ちていました。幅広い層のエンジニアやクリエーター、経営者が集まって知見を共有できる場があるのは素晴らしいと感じています。

鹿児島のマークメイザンで定期的に開催されるこのイベントは、鹿児島のITコミュニティの活性化に大きく貢献していると思います。私自身、鹿児島本社を拠点に活動していることもあり、地元のIT技術コミュニティの発展を肌で感じられることをとても嬉しく思います。

株式会社PROMPT-Xの鹿児島本社・技術開発グループのテックリードとして、今後も積極的に鹿児島のIT技術向上に貢献していきたいと考えています。鹿児島でエンジニアをされている方、これからエンジニアを目指す方、ぜひ次回のイベントにも参加してみてはいかがでしょうか。

次回のイベントでもお会いできることを楽しみにしています!

私たちについて

PROMPT-Xは、東京・鹿児島・高知の3拠点で時系列データベースCLOUDSHIPと可視化ソフトRealBoardを軸としたIoT/DXプラットフォーム向けソフトウェアの開発・販売を行うソフトウェアメーカーです。
クラウド (主にAWSやGC) や、IoT関連の開発支援サービスやソリューションの受託開発サービスも提供しています。

現在、鹿児島・高知での開発エンジニア採用を強化中です!カジュアル面談も随時お受けできますので、お気軽にご連絡ください。

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