はじめに
この記事は理物 Advent Calendar 2022の16日目の記事です。
何を書くか非常に迷ったのですが、理物というブランドイメージへの配慮や炎上忌避などの外的要因と、自分自身が物理に詳しくないとか何か紹介したいほどハマっているものがないという個人的事情から、内容のない嘘を書くことにします。
何についての嘘を書くの?
ひとえに嘘と言ってもさまざまですが、物理学に関する嘘を言ってもどうしようもないので、タイトルにある通り、学部生が物理学を学ぶ上で避けにくい試練である院試について適当に書こうと思います。
絶対に物理以外の話をすると言ったのは、嘘です。申し訳ありません。
実際筆者も来年、結果はどうあれ夏に院試体験記を書く予定になっているはずなので、その予行演習だと思ってこの場をお借りしました。読者の皆さんは私の院試体験記を読む予行演習だと思ってお付き合いいただけると幸いです。
注意
以下、ほぼ全ての内容が嘘です。
院試体験記
院試のことを意識し出したのはB3の夏でした。その時期には2022年度の院試が行われていたため、同級生や先輩から院試という単語を聞く頻度が劇的に増加しました。
しかし、結局夏休みにやったことは北海道旅行とゲーム、そして院試までの日付カウントダウンアプリを入れただけです。入れた当初こそ私の心に暗い影を落としていましたが、0:00にきっちり来る通知もただの日付変更通知としか認識しなくなってしまっていました。
3Aセメスター
3Aが始まり、私はついに本腰を入れて焦り始めました。どちらかというとキリギリス寄りの性格でしたが、性能ウサギ性格カメにならなければと決心し、授業には全て出席、毎日図書館に行き自習、休日は勤労をし、娯楽という娯楽は当然全て封印しました…とまでストイックにはなれなかったですが、できるだけ授業に出られるように努力し、特に演習の授業はサボらずに受けることで問題演習の絶対量を積み上げました。
しかし演習の授業では毎週思ったよりも手が動かず、2A、3Sの演習の真面目とは言えない授業参加態度を非常に後悔しました…
4S
忙しい講義日程の合間を縫っていくつか研究室訪問を行い、志望研究室を決めました。実験と講義でキャパの少ない私は既に爆発寸前でしたが、研究室訪問まで行った暁には大惨事でしたので、賢明な皆様方におかれましては、少しでも余裕のある時期に早め早めに研究室訪問に行っておくのがおすすめです。あと明確な目標があるとモチベも違うので…
4S後半にもなると1日10回は院試という単語を聞くくらい院試漬けの生活になっていたため、さすがに危機感が他の感情を喰い尽くしてしまっており、最低限度の人間らしさ以外は全て院試に捧げた生活になっていました。
人間追い込まれると尋常でない力を発揮すると言われていますが、火事場の馬鹿力も素の力に比例するものであり(出典:僕のヒーローアカデミア)、3Aの時期の勉強習慣の改善がなければ目も当てられない状況になっていたと思います。
4Sでのお気に入り写真 山梨側からの富士山
院試本番
筆記試験
筆記試験当日、9時間睡眠から目覚めてコンディションは最低限クリアし、滞りなく会場まで着くことができました。筆記試験の感覚としては、例年より難易度の上がっていた電磁気の感触があまり良くないことを除けば、学科同期より少しできていない程度の出来であり自分としては十分な出来でした。
まだ点数開示は来ていませんが、口述試験に進めることができたのでこの感覚はあまり間違ってなかったのだと思います。
口述試験
口述試験の日は、秋を感じさせる少し肌寒い気温だったので、長袖の下着を着て大学へ向かいました。面接試験はバイトを除けば5年以上前に受けた英検だけだったのでかなり不安はありましたが、当日ともなれば腹も座っており、緊張はあまりしていませんでした。
試験会場に入ると、普段授業をしていただいている教授がいらっしゃって、雰囲気も柔和な感じだったのでリラックスして試験を始めることができました。そして教授はいつもの楽しそうな笑顔を浮かべながら一言、
「アドカレを見ました!」
と冷徹におっしゃられました。
この先の具体的な質問内容等は守秘義務があるので言えません。ただ、気が付いたら汗びっしょりの状態で会場の外にいました。風が私の体温を掠め取り、次の季節を運んでこようとしていました。
院試終わりの不忍池の写真 寒そう
院試結果は…
点数を2割引されてしまい、不合格でした。今回の件から私と皆様が得るべき教訓は架空院試体験記なんて書くものではない、ということです。
再度注意
書いてあるほぼ全ての内容は嘘です。また、架空院試体験記は書いて百害読んで一害なので書かない、読まないことをおすすめいたします。
また、実在する組織や個人を貶める意図はございませんので、何か気になる記述、不快になる描写等あれば削除・修正させていただきます。
あとがき
酷い終わり方でしたね。爆発オチの方がまだ多少良かったかもしれないので、爆発オチver.もいつか追加します。
参考文献
以下、きちんと体験済みの方の院試体験記です。参考にさせていただいたと同時に、私の記事を読むより確実に面白く、役に立つと思われるので、是非読んでください。