LaTeX
ptex

句読点の違いなんて知るかという人のために

はじめに

日本語組版のときに注意するべきことの一つとして句読点の種類があると思います。

横組みのときは「,」と「.」であるとか、縦組みのときは「、」と「。」であるとか。しかも、流儀によってこれが混在するのですからたまりません。

そこで、そこら辺の苦痛を和らげるパッケージを作りました(使用は完全に自己責任でお願いします)。

前提条件

これは、pTeX での使用を想定しています。くれぐれもLuaLaTeX等で使用しないよう注意をしてください。まあコマンドが和文字を使っているので問題はないでしょうが

また、要望がない限りCTANにあげるつもりはないので他人にtexファイルを渡すときは注意してください。

本体

さて、お待ちかねの本体です。以下のコマンド等を.styファイルで保存するだけです。

\newcommand{\yokoku}{}
\newcommand{\tateku}{}
\newcommand{\yokotou}{}
\newcommand{\tatetou}{}

\def\kuten@a{\yokoku}
\def\kuten@b{\tateku}
\def\touten@a{\yokotou}
\def\touten@b{\tatetou}

\newcommand{\読}{%
\ifydir \touten@a \else \touten@b \fi}
\newcommand{\句}{%
\ifydir\kuten@a\else\kuten@b\fi}

保存したstyファイルを読み込みんで句点を打つときに\句点と、読点を打つときに\読点と書けばいいだけです。あとはpTeXが縦モードか横モードかを判別して句読点の種類を変えてくれます。

実際に使うときは、自分の好きな通りに句読点を打ったあとに一括置換をするのが便利だと思います(自分は辞書登録をすることでで「、」を打つと\読点が、「。」を打つと\句点が予測変換で出るようにしました)。

また、\renewcommand{\yokoku}{。}などと書けば記号を好きな通りに変えることができます。下にコマンドの対応を示しておきます。

  • 横の句点=\yokoku
  • 縦の句点=\tateku
  • 横の読点=\yokotou
  • 縦の句点=\tatetou

おわりに

ここまで記号類で揉めるのはいかがなものかというのが率直な考えです。まあ記号なんてよほど的外れではない限りは好きなようにするのがいいとも思いますが。