はじめに

　この投稿は、@rainbartownさんの「VSCode で最高の LaTeX 環境を作る」のフォローアップ記事です。前記記事にまとめてくださった手順をたどるとともに、変更されている点があれば記載します。VSCodeはインストール済みであるものとします。
結論として、特に変わっている部分はありませんでした。

検証環境

検証年月日：2022/08/17
OS：Windows 11 Education 10.0.22000（ビルド 22000）
VSCode：Ver 1.70.1

検証手順

TEX Liveのインストール

TEX User Groupのサイト（こちら）から、TEX Liveのインストーラーをダウンロード。
いつも通りWindowsの安全装置が働くので、インストーラーの起動を続行。
インストーラーを起動すると、インストールを行うか、解凍だけするかを聞かれる。「Install」をクリックして次へ。
「メインインストーラー開くからね？」と聞かれる。「Install」で続行。
予告通りTEX Liveのインストーラーが起動。この画面は自動的に遷移する。
TEX Liveのインストール設定画面が開く。（詳細設定画面のキャプチャも合わせて下記に）デフォルトのまま「インストール」実行。¹
インストール実行中。検証した環境では2時間ほどかかった。TEX Wikiにも2時間かかるという記載があるので、異常なことではない模様。気長に待ちましょう。
インストール完了

動作確認

コマンドプロンプトを開き、platex --versionを実行。下記のような出力が得られればよい。

C:\Users\hoge>platex --version
e-pTeX 3.141592653-p4.0.0-220214-2.6 (utf8.sjis) (TeX Live 2022)
...中略...
Primary author of e-pTeX: Peter Breitenlohner.

同様に、latexmk --versionを実行し、下記のような出力が得られれば良い。

C:\Users\hoge>latexmk --version
Win CP console initial and current in/out Win: (932, 932), (932, 932)
Coding system for system and terminal: 'CP932'
---
Latexmk, John Collins, 17 Mar. 2022. Version 4.77

latexmkの設定

%USERPROFILE%\.latexmkrcとして空のファイルを作成する。ファイル内容はオリジナルの投稿にある通り。

VS Codeの設定

LaTeX Workshopのインストール

オリジナル投稿の通り。インストールしたバージョンは8.2.0でした。

settings.jsonの編集

こちらもオリジナル投稿の通り。

スペニットの登録

これもオリジナル投稿の通り。

余談

VSCodeの設定後、期待通り動かない（ビルドに失敗する）現象がありましたが、PCの再起動をかけたところ期待通り動くようになりました。詳細な原因の調査はしてません。。

感想

TEX文書のコンパイルをかける必要がなくなり、革命的にとても便利です。。。！

参考資料

変更履歴

版	日付	変更の概要
1	2022/08/17	初版

デフォルトではCドライブ直下にディレクトリを作成してインストールされる。 ↩