はじめに
ラズパイの情報を取得するためのコマンドをまとめました。
今後、役立ちそうなコマンドを見つけたら追記していく予定です。
検証に使用したOS
以下のOSで検証しました。
pi@raspberrypi:~ $ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Raspbian
Description: Raspbian GNU/Linux 10 (buster)
Release: 10
Codename: buster
コマンド
システム起動時刻
pi@raspberrypi:~ $ uptime -s
2021-07-23 21:11:56
※以下のコマンドでは時刻を同期する前の起動時刻しか分からない。
pi@raspberrypi:~ $ who -b
システム起動 1970-01-01 09:00
カーネルのバージョン
pi@raspberrypi:~ $ uname -a
Linux raspberrypi 5.10.17-v7+ #1421 SMP Thu May 27 13:59:01 BST 2021 armv7l GNU/Linux
※sudo apt full-upgrade
をした直後では更新結果が反映されないので注意。再起動後に反映される。
Revision、シリアル番号、モデル
[参考]
https://www.raspberrypi.org/documentation/hardware/raspberrypi/revision-codes/README.md
※一部省略および伏字にしています。
pi@raspberrypi:~ $ cat /proc/cpuinfo
Revision : a32082
Serial : 00000000********
Model : Raspberry Pi 3 Model B Rev 1.2
停電等による電源断の有無を判定
以下のコマンドでシステム起動後の経過時間が分かるため、電源断の有無を判定できる。
pi@raspberrypi:~ $ uptime
22:30:33 up 1:18, 3 users, load average: 0.30, 0.22, 0.19
温度
pi@raspberrypi:~ $ vcgencmd measure_temp
temp=49.4'C
電圧異常等の有無および内容
[参考]
https://www.raspberrypi.org/documentation/raspbian/applications/vcgencmd.md
https://github.com/raspberrypi/userland/blob/master/host_applications/linux/apps/gencmd/vcgencmd.1
https://www.raspberrypi.org/documentation/hardware/raspberrypi/frequency-management.md
pi@raspberrypi:~ $ vcgencmd get_throttled
throttled=0x0
[戻り値の説明(0x0
は正常を意味する)]
Hex value | Meaning | 説明 |
---|---|---|
0x1 | Under-voltage detected | 低電圧を現在検知している。 |
0x2 | Arm frequency capped | CPUの周波数が現在制限されている。 |
0x4 | Currently throttled | 現在、制限を受けている。 |
0x8 | Soft temperature limit active | ソフトな制限温度に達している。soft limitは60度、hard limitは85度。 |
0x10000 | Under-voltage has occurred | 低電圧が発生したことがある。現在は発生していない。 |
0x20000 | Arm frequency capping has occurred | CPUの周波数が制限されたことがある。現在は制限されていない。 |
0x40000 | Throttling has occurred | 制限を受けたことがある。現在は制限を受けていない。 |
0x80000 | Soft temperature limit has occurred | ソフトな制限温度に達したことがある。現在は制限温度未満。 |