LoginSignup
22
16

More than 1 year has passed since last update.

AWS Cognitoを導入し、認証画面を作成してみた!

Posted at

はじめに

社内アプリを社外からでも接続できるようにしたいと要望があり、工数をあまり掛けず、簡単にAWSのサービスで認証画面を導入した際の手順を紹介します。

環境

Amazon Cognito

Amazon Cognito は、ウェブおよびモバイルアプリの認証、承認、およびユーザー管理機能を提供します。ユーザーは、ユーザー名とパスワードを使用して直接サインインするか、Facebook、Amazon、Google、Apple などのサードパーティーを通じてサインインできます。

前提条件

ALBとEC2を構築済み

手順

1.Cognitoのコンソールを開き、「ユーザープールを作成」を押下します。
image.png

2.Step1:サインインエクスペリエンスを設定
Cognito ユーザープールのサインインオプションの「Eメール」にチェックを入れ、「次へ」を押下します。
image.png

3.Step2:セキュリティ要件を設定
パスワードポリシーモードはデフォルトを使用します。もっと強固にするならカスタムで設定可能です。
image.png

MFAを有効にすると、セキュリティを向上できますが、今回はオフにします。
image.png

パスワードを忘れてしまった場合の対応方法です。
「Eメールのみ」を選択し、「次へ」を押下します。
image.png

4.Step3:サインアップエクスペリエンスを設定
オンにするとサインアップ画面で誰でもユーザーを作成することができるようになります。今回は管理者のみにするため、自己登録はオフにします。
image.png

新しいユーザーにアカウントを検証するためのメッセージを自動的に送信します。また、管理者によって作成されたユーザーにも、検証メッセージが送信されます。このプロセスにより、ユーザープールでアカウントが不正に作成されるのを防ぐことができます。
image.png

有効にするとEメールアドレスまたは電話番号属性を更新した際、検証を保留中でも更新前のE メールアドレスまたは電話番号でメールの受信やサインインができます。有効のままで「次へ」を押下します。
image.png

5.Step4:メッセージ配信を設定
Eメールの送信方法は「CognitoでEメールを送信」を選択します。
送信元Eメールアドレスはデフォルトにし、返信先Eメールアドレスに送信したいメールアドレスを入力して「次へ」を押下します。
image.png

6.Step5:アプリケーションを統合
ユーザープールを入力します。作成すると、変更できなくなるので注意しましょう。
「CognitoのホストされたUIを使用」にチェックを入れます。
チェックを入れるとCognitoで認証画面が作成できます。
image.png

「Cognitoドメインを使用する」を選択し、認証画面のドメインを設定します。
image.png

アプリケーションクライアント名は分かりやすい名前にしましょう。
ALBがCognito連携できるようにクライアントシークレットを発行します。ALBはシークレットキーを利用し、Cognitoにアクセスします。
コールバックURLには https://[ALBに設定するドメイン]/oauth2/idpresponse を入力します。
高度なアプリケーションクライアントの設定はデフォルトで問題ないので、「次へ」を押下します。
image.png

6.Step6:確認および作成
内容に間違いがなければ、「ユーザープールを作成」
image.png

7.メッセージテンプレート編集
検証メールや招待メールの件名と内容を変更する手順です。
作成したユーザープールを押下します。
image.png

タブの「メッセージング」を押下します。
image.png

メッセージテンプレートの「検証メッセージ」を選択し、「編集」を押下します。
image.png

件名と内容を変更して「変更を保存」を押下します。
image.png

同じように「招待メッセージ」を選択し、「編集」を押下します。
image.png

件名と内容を変更して「変更を保存」を押下します。
image.png

8.ユーザー作成
タブの「ユーザー」を選択し、「ユーザーを作成」を押下します。
image.png

Eメールで招待を送信を選択後、送信したいメールアドレスを入力し、「ユーザーを作成」を押下します。
image.png

ユーザーを作成すると、招待メールが送信されます。
これでCognito側の設定は完了です。
image.png

9.ALBとの紐づけ
ALBのリスナーから「ルールの表示/編集」を押下します。
image.png

「アクションの追加」から「認証」を選択します。
image.png

Cognitoのユーザープールとアプリクライアントを選択し、「更新」を押下します。
AWSコンソールからの操作は以上になります。
image.png

10.WEBへアクセス
サイトのURLに遷移し、認証画面が表示されたら完了です。
image.png

おわりに

設定手順が多かったですが、いかがだったでしょうか?
プログラムで認証画面を作成するよりは簡単かと思いますので、この記事を参考にしていただければ幸いです。

次はGoogleアカウントで認証する方法に挑戦してみたいと思います。
導入しましたら、また記事に残します。

参考資料

参考にしたサイトです。
Cognitoの設定画面は旧コンソールとなります。
・インフラエンジニアが一切コードを書かずにWebサーバーに認証機能を実装した話(最終閲覧日:2022年9月15日)

22
16
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
22
16