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地方と都市部を経験してみた独断と偏見の話

Last updated at Posted at 2021-01-04

こんにちは。
やってみたかったんだよね、身の上話。
誰かに届け、ということでつらつら書きます。

技術的な話は一切出てきませんので悪しからず。

はじめに

外国語学部という生粋の文系大学を卒業後、なんだかんだエンジニア歴も5年目です。
現在は神奈川在住で、メインreact、サブjavaで割と大きめなサービスの開発・運用をやっています。
私自身、めちゃくちゃコードが書けるとか、インフラの知識がちょーあるとかそういうのではありません。
5年目ならこれぐらいだろう、と想像していただければ、その通り。
まあまあこなせる、たまにやらかす、平々凡々エンジニアです。

地方SIerに就職しました

そもそもなんでエンジニアに?という話はさておき、
新卒で3年間、海が近い地方都市で受託開発をしていました。従業員数は50名程。
WEBシステムを扱う部署に配属されて、
PHP、mysql、jQuery、、、フレームワークとライブラリに頼りきった、初心者にはうってつけの開発環境でした。

継続的に案件もあり、日々成長を実感でき、
辞めなくてもそれなりに暮らしていけました。

ただし、辞めるという選択をしたんです。

結論から言います。

給料がしんどい。それ以外は最高。

以下、独断と偏見を個人の経験だけで記載します。
「地方」という雑なくくりですみません。

地方デメリット

まずは手始めにして最大の問題です。

  • 給料がしんどい

ある程度、仕方がないことではあると思うんです。
未経験で拾ってもらった身であるにも関わらず生意気言ってやがりますが、
給与明細と寸志でモチベーションが上がった記憶がありません。

社員が豊かに暮らすための還元をしていないので優秀な人ほど消えていきました。
無駄使いするから悪い、というこちら側への批判は受け付けません。
娯楽への消費がままならない生活など豊かではないのです。

地方メリット

ただ、いいところはたくさんあります。

  • 人間関係良好

上司・同僚・先輩・後輩、たまに変な人もいるけど、基本みんな穏やかです。
人間関係で悩むことが皆無でした。自然がそうさせている、と行っても過言ではありません。

  • コミュニケーションが取りやすい

社内、顧客どちらとも物理的・心理的距離が近い。話やすい。
近いが故に無理難題言われることもあるけれどそれはご愛嬌。死ぬレベルじゃありません。
前職は一次二次受けが基本だったので、お客さんとやりとりが直でできるのでやりやすかったです。

  • 上流工程(というか全て)担当できちゃう

アイデア段階からローンチまで担当できちゃう。これがかなり楽しい。
人が作ったものなんて触りたくないので小規模・中規模案件を舵取りして初めっから作るのは
とても気持ちがいいものです。
これは人が足らないということでもありますが、大丈夫です。死ぬレベルじゃありません。
営業に同行して出張も何回かありました。

  • 意見が通りやすい

これを使いたい!これを買いたい!という意見は通りやすかったように思います。
おそらく当時3年目の新米エンジニアが装備するには恐れ多い最新スペックPCに囲まれて仕事をしていました。
家電量販店のポイントを全部もらえたりもしました。(速攻使いました)
また、扱う技術選定なんかもやりやすかったです。

  • 車通勤

ドアドア45分ぐらいの通勤時間でしたが、車で通勤できるのは結構楽。
まあ、車社会なので、当たり前といえば当たり前ですが、
満員電車ではないので、ストレスフリーです。帰りは海沿いを走って帰ります。

都市部大企業に転職しました

結局、自由に扱えるお金の量を増やしたかったんだと思います。
引っ越しして転職しました。
前職で鍛えられたおかげか、エンジニア不足の世の中のおかげか、
職を得ることができました。

得たものもあれば、失ったものもある。世の中上手く生きられないものでしょうか。
これも会社によると思いますが、あえて都市部でくくります。

都市部デメリット

ここでいう都市部とは、県庁所在地とかそういういう意味ではありません。
いわゆるトーキョーのことです。

  • 人間関係不調

嫌いな人が増えました。

  • コミュニケーション能力の乖離

コミュニケーション力のある未経験者、
コミュニケーション力のない玄人、
がたくさんいて気疲れします。
従業員がたくさんいたらそりゃそうだよね。

  • 上流工程(?)

上流工程ってなんだっけ?となるぐらい、
まだまだ舵取りのポジションが遠いです。
確かに設計書を起こすこともありますがそれもごく稀な案件のみ。
サービスへの愛着は少しはあるものの、すごい楽しい!!!となってません。
ひたすら実装とテスト。
(だって優秀な人がたくさん上にいるからね)

  • 意見が通りにくい

大きい会社になればなるほど、すでに培った素晴らしい経験が物語ってしまいます。
会社の方針をなかなかエンジニアが決められません。
提案に漕ぎ着けても優先順位と工数によって切り捨てられてしまいます。
僕たちはこれがやりたいのにいいいいいと歯軋りをする毎日です。

  • 電車通勤

10時出社にも関わらず、満員電車です。死罪。

都市部メリット

もう、これにつきます。

  • 給料が高い

嘘でしょ!?と思いました。
あくまで地方と比べた場合、ですが、そもそものベースが高い。
扱うサービスにもよりけりなのかもしれません。
単純に転職前とは比べ物にならない額だったので驚きです。

そして評価制度がしっかりしていました。
ここまでやればこのぐらいもらえる、と透明性を持って提示されているため、
モチベーションは保ちやすいと思います。

確かに責任の度合いは現在の方が高いと思いますし、
担当フェーズが多少違うとはいえ、
エンジニアとしてやっていることはあまり変わらないと思います。
となると、この還元率の差はなんなのでしょうか。
時空が歪んでいるんでしょうか。

終わりに

さて、

給料がしんどくて都市部に来てみましたが、
今は、なるべく都市部で働きたくはないと思ってます。

地方が性に合っていた、といえばそれまでですが、
都市部とは違った「やりがい」が必ずありますし、給料以外のストレスは少なかったからです。

これで給料がついてくるのであれば諸手を挙げて再び移住します。

ただ、どちらがいいとか、どちらの方が正解とか、そういうものでもないと思います。
何が重要でどこに重きを置いていくかは、
人それぞれだったりタイミングの問題だったりするはずです。

ということで、今現在の自身の最適解に至った気がするのです。

フリーランスの流れに乗る時は、今。

地方に住み、都市部の案件を受注し、
心穏やかに豊かに暮らす、多分これがやりたいこと・・・なんだよね・・・?

以上、地方に就職し、都市部に転職し、何が豊かかわからなくなったエンジニアの日記でした。

模索は続く・・・

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