スクラムではいくつかイベントがありますが、各イベントにかけていい時間(=タイムボックス)が決まっています。
チームの状態などによって多少アレンジしても良いかと思いますが、目安にしてください。
スプリントのタイムボックスごとの各イベントのタイムボックス
スプリントのタイムボックス(スプリントの期間)ごとに各イベントのタイムボックスをまとめます。
基本は1週間スプリントのタイムボックスを基準に、スプリント期間分の倍数を掛けるだけで算出できます。(デイリーだけは固定)
イベント | 1週間 | 2週間 | 3週間 | 4週間 | スプリント全体における割合 |
---|---|---|---|---|---|
プランニング | 2時間 | 4時間 | 6時間 | 8時間 | 5% |
デイリー | 15分 | 15分 | 15分 | 15分 | 3.125% |
レビュー | 1時間 | 2時間 | 3時間 | 4時間 | 2.5% |
レトロ | 45分 | 1時間30分 | 2時間15分 | 3時間 | 1.875% |
リファインメント | 2〜4時間 | 4〜8時間 | 6〜12時間 | 8〜16時間 | 5〜10% |
計算すると、イベントにかけていい時間はスプリント全体の17.5〜22.5%ということになります。
所感 ※スクラムの実務経験がない個人の私見です
開発チームの人数によらずタイムボックスは上記の通りが目安とされますが、スクラムガイドにも「最大8時間」「4時間まで」といった記述になっているので、上記時間以内であればチームによってアレンジして良いと思います。
開発チームの人数が増えるとその分(線形比例ではないが)インクリメントもコミュニケーションコストも増えるので、イベントは長めに必要な気はします。