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非ENGとENG初学者の「クラウド」に対する誤解

Last updated at Posted at 2021-02-14

初めに

初学者のみなさん、クラウドサービスとはなんですか?と聞かれたらどのように答えますか?
私は、「AWSやAzureのような、インフラのリソースを使えるサービス」と思ってしまっていました。
そしてこの認識では正確ではありませんでした。
ことの経緯をお話しします。

非エンジニア「クラウドサービスって、Gmailみたいなサーバーがなくても使えるサービスのことだよね。」

私 (クラウドサービスって、AWSとかのインフラサービスだと思ってたけど、、確かにクラウドでググったら
 一般的なMailサービスのような、、
って書いてある記事あるやん。)

私 (クラウドの定義難しいな、ちゃんと調べなあかんな)

このような経緯がありました。そして調べたら、
もしかしたら初学者である自分の方も誤解していたのでは
というオチに辿り着きましたので、同じような初学者に対して警鐘を鳴らせればと考えましたが、
そもそもこんな勘違いしているのは自分だけかもしれないです。
しかし、失敗を恐れずに投稿したいと思います。

クラウドに対する認識の問題

少し前に、某大手SIer企業のOnedayインターンシップに参加しました。
そこでは、学生がチームになってIT戦略を考え発表するという活動内容でした。
この時、流行りの技術(クラウド、AI、IoTなど、、)のカードが選択肢として並べられており、その技術をいくつでも選んで良いので、どのように活用し、どのようなサービスを作れるかということを話あえ!と言われました。
チームメイトにエンジニアリングについて学習している人は自分以外一人もいなかったのですが、この時、チームメイトとの会話でクラウドという言葉に対する認識のズレを感じました。

チームメイトは、「とりあえずクラウドは使うでしょ?」「これもクラウドは必須だよね。」みたいな感じでホイホイとクラウドのカードを使っていました。
その様子はまるで、クラウド=通信とでも思っているような感じで、深くは考えていない様子でした。
当時の私はクラウド=「オンプレと違い自社内にサーバーがなくてもインフラ構築ができるサービス」というイメージが強かったため、なんの理由もなくクラウドを選定することに違和感を覚えました。
私の耳には「とりあえずAWS使うよね。」「これもAWSは必須だよね。」と理由もなく選んでいるように聞こえたのです。

このことがきっかけで、クラウドについて調べたところ、非エンジニアもエンジニア私(エンジニア初学者)もクラウドについてしっかりと認識できていないのでは、と思い立ったので情報をまとめたいと思います。

結論

  1. クラウドサービスとは広い観念であり、GmailもAWSもクラウドサービスである。というのが正式な定義だった。
  2. クラウドサービスの分類が、SaaS, PaaS, IaaSだった。
  3. GmailとAWSの違いはSaaSか、PaaS(IaaS)かという違いだった。
  4. エンジニア界隈ではAWSやGCPなどを単に、クラウドサービスと呼称することが多い。
  5. 非ENGはクラウドのSaaSの部分しか知らず、初学者である私はPaaS(IaaS)の部分を中心に思い込みすぎていた。

これらが結論になります。
したがって、非ENGはAWSなどのクラウドサービスについて知った上で言葉を使うべきであり、初学者はクラウドの広い観念についてもう一度認識した上で、クラウドという言葉を使うべきである。

上記の結論を、情報リソースを提示しながら下記で述べたいと思います。

そもそもクラウドサービスとは

AWS公式にはこのように記述しております。

「クラウド(クラウドサービス、クラウドコンピューティング)」とは、クラウドサービスプラットフォームからインターネット経由でコンピューティング、データベース、ストレージ、アプリケーションをはじめとした、さまざまな IT リソースをオンデマンドで利用することができるサービスの総称です。クラウドサービスでは、必要なときに必要な量のリソースへ簡単にアクセスすることができ、ご利用料金は 実際に使った分のお支払いのみといった従量課金が一般的です。

つまり、さまざまなITリソースをオンデマンドで利用できる形態のことをクラウドサービスというので、GmailもAWSもこれに該当するということです。

クラウドサービスの分類

  • SaaS (インフラもソフトウェアも丸っと提供)
  • PaaS (ブラットフォーム、インフラを丸っと提供)
  • IaaS (インフラを提供) ここは周知かと思ったので雑に書いてしまいましたが、こちらを参考にしました。 スクリーンショット 2021-02-14 13.17.57.png

参考記事の画像を拝借いたしました。この画像をみてわかる通り、クラウドの分類として先の3つがあげられ、GamilなどはSaaS, AWSなどはIaaS(PaaS)に分類されるとのことです。

GCPの説明もかなりわかりやすかったです。

スクリーンショット 2021-02-14 13.36.11.png

GCPはインフラレイヤーのサービスであり、それを使ったGmailなどはサービスレイヤーと表現しています。

非エンジニアの認識

非エンジニアの方は、SaaSの部分だけをみて「クラウドサービス」と思ってい方が多いのかもしれません。
NECの記事にもあるように、サーバーがどこにあるのか意識させないサービスがクラウドサービスと説明しています。
基本的にサービスの利用者である非エンジニアに対して、この説明はとてもわかりやすいものだと思いますが、誤解を招いているのかもしれません。
実際に、非エンジニアの方の記事やブログには「クラウドサービスとはGmailのようなもの」という記述が多く見受けられました。(迷惑になるかもなので貼りません)
なのでこれからの時代では、業務でITに関わる時のためしっかりとクラウドサービスについて理解しておいた方がいいと感じました。

初学者の認識

エンジニア初学者のかたは、(もし私のような方がいればですが笑)サービスの開発者としての視点でクラウドサービスという言葉を捉えすぎていたのかなと思いました。
これの原因はおそらく、オンプレミスとの対比だと思います。
オンプレミス vs クラウドサービス
という構図でAWSなどを理解するため、インフラのイメージが「クラウド」にはついてしまったものと思います。
したがって、将来クライアントと会話することなどを考えて、クラウドの正式な定義を認識し直した方が良いと考えます。

終わりに

この記事の内容は、きっと中級者以上の方であれば「何を今更」だとは思いますが、非エンジニアや初学者がどのように認識が間違っているという問題提起になればなと思います。
また、初めての記事投稿だったため拙くわかりずらかったと思いますが、読んでくださりありがとうございます。
間違いなどがございましたら、ご指導いただけたらと思います。

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