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下請けCOBOLERとして生きていた頃のノウハウ Advent Calendar 2016の9日目ぐらいの記事です。

お互いのためにすべての作業はエビデンスを残せ

よく単体テストでスクショやログを熱心に撮ってエクセルにまとめる作業が馬鹿にされていますが、あれの良いところはやったこと、当時のやり方が明確になるところにあると思います。

テスト結果を残さずにやった場合、この確認はどうしたのか、やったのかやってないのか、なんで漏れたのかと原因究明ができなくなってしまいます。

しかし、もしテスト結果を残していれば、やったやらないやその正しさについて後から検証できますし、結果をレビューをしてもらっている時点で責任を最終的には上に押し付けることも可能になります。
エビデンスというものは品質保証ではなく身を守るための最大の物証と思ってください

作業はすべて上の人の了解を得たうえで実施する

例えば進捗表.xlsにはあなたの作業がすべて書かれていると思います。(もし仮に一日でも風邪をひいたりインフルになったらどうするつもりの予定表なのでしょうか?)
12月1日 詳細設計
12月2日 製造  
12月3日 単体テスト

これがあなたのやることです。諸事象で違うPGMから製造に入った方が良いというような場合は、まずはその理由を説明し、進捗表.xlsを変えてもらわなければなりません。

その場合でも、まずリーダーに説明し納得してもらい、また同じ説明を次の上の会社にする必要があります。(同じ話を何度もする手間がかかります)

setumei.py
pyramids = ["一つ上の会社", "二つ上の会社", "三つ上の会社"]

for ue in pyramid:
    KEKKA = setumeisuru("説明内容!", ue)  # 上の数だけ説明する
    if KEKKA:
        continue
    else:
        return False
    if KEKKA and ue.sinchokuhyou_wo_kaeru_kenngenn:
       return True

また、本番障害トラブルはほかにやってほしい作業がでることもありますが、その際も電話で指示は受けた際は後からでも必ず作業指示のメールをもらうことが大切になります。
また、原則からすると、
下請けCOBOLERは二つ以上離れた会社と直接やり取りをしてはいけません。
上に行くにも下に行くにも必ずピラミッドを一段一段上り下りしなければなりません。

とはいえ、それはあくまで原則なので自分がいた現場では直接三つ離れた会社さんとも直接やり取りをしていました、そうでもないと何も回りません。

我々は支持の通りに動いた、勝手なことはしていない、やったこともすべて上の人のチェックが通ってるから見過ごし・見逃しは俺たちのせいじゃないと、正しさの証明のためにもエビデンスはしっかりとって残すようにしましょう。

補足)あくまでもこれはレガシーな現場で生き残るためのスキルになりますので、これが正しい、正しくないとか合理的だとか非合理的だとかを問うつもりはありません。
あくまでもそういう社会ではそういう社会なりの生存術があるということです。

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