下請けCOBOLERとして生きていた頃のノウハウ Advent Calendar 2016の4日目の記事です。
##忙しいリーダーへの声のかけ方
忙しい現場ではマルチタスクが当たり前になっていますよね。
末端の僕ですらマルチタスクだったのでリーダークラスの会社の人は雇ってる下請けの人のタスクを全部把握してるんだからすごく大変だと思います。
たいていの場合、能力によってリーダーになったわけではなく、会社の営業力で食い込んだ地位によって作業者になるか現場監督になるかの違いが出てくるのでいろんな人がいます。
(自分の場合、かなりよいリーダーに巡り合ったと思ってます。)
とりあえず多少めんどくさい忙しい人をイラつかせない話し方について書いてみようと思います。
1.話をするタイミング
これが難しいです。
重要なのは、自分がこなしているタスクが全体の中で重要なタスクかどうか考えてみましょう。
例えば、リーダーが誰かと話しているとき、自分のタスクが一刻を争う本番障害の調査とかならじゃんじゃん割り込んで言ってよいのですが、そうではない場合は、ちょっと遠慮しましょう。
リーダーの今のタスクと自分のタスク、どっちが重いか考えてみる必要があると思います。
2.まずは何の件か話そう
リーダーはいろいろタスクを抱え込んでいるのでいきなり話の核心から入ってもまず何のこと?状態になります。
極端な話、いきなり、「○○さん、すみません、今よろしいですか? 調べてみた結果if文の条件が間違ってます」とかではなんだっけ?となるんじゃないかと思ってます。
まずは、「○○障害調査の件ですが、どこどこの処理がバグってます」みたいにまずは何の件か宣言することが大事なんじゃないかと思ってます。
まずはざっくり伝えたいことを伝えましょう。
3.解決方法を提示しよう
いろいろ作業していると相談したいことあると思います。
悩んだら相談と勇者部五箇条(※1)も謳っていますが、実際には解決方法を提案したうえで相談しないと、「で、どうしたいの?」って返されてしまいます。
ある程度解決方法は提示していくのが良いのかもしれません。
自分がよく言われた言葉に「言われたことだけをやるのは作業、それは仕事ではない」という言葉です。
この言葉、どうでしょう?
正直言って、俺は下請けで単価も低いんだから言われたことだけやってれば十分単価分だろって考えも正義だと思います。
しかし、正しさとはその現場のルール・慣習・因習のことを指します。
オズに登場するティック・トック(※2)ではありませんが考えろと言われたら考えましょう。
しかし、それを考えつかないときに時間を消耗するのはもっといけません。
どうにも思いつかないときは、もう無理です、わからないですと言ってしまう必要はあります。
もしかしたら怒られるかもしれませんが、そういって解決をリーダーに託してしまいましょう。
仕事全体で考えたとき、悩んでいて何も進んでませんというのは最悪の事態です。
3.不具合を発見したとき
なにか不具合を発見した時、すぐに報告&相談をしたくなると思います。
が、まずは、それによってどんな問題が起きるのかを示しましょう。
プログラムの不具合は原因であって結果ではありません。
その不具合を放置することでどんな問題が発生するのかを認識してもらえると思います。
※1
TVアニメ結城友奈は勇者であるに登場する部活動、勇者部の五箇条、全文は以下の通り
・挨拶はきちんと
・なるべく諦めない
・よく寝て、よく食べる
・悩んだら相談!
・なせば大抵なんとかなる
※2 オズの魔法使いの続編に登場するブリキの兵隊
喋るネジと歩くネジ考えるネジの三つを持ち、考えるネジを回すと頭を使った行動をとれるようになる