経緯
RaspberryPizeroを低消費電力なのを利用してセンサーカメラとして使用しようとしていましたが、非力すぎて最新のRasbian OSでは更新プログラムのアップデートですらハングしてしまいお話にならないので何とか動かせないものかと考えた結果、仮想メモリをとりあえず増やしてみようということになった。
手順
- 現在のSWAPファイルの割り当て容量を確認。
デフォルトだと仮想メモリは100MBしか割り当てられていないようですね。。。そもそも物理メモリも512MBしか積まれていないので、CUIオンリーで使うならまだしもDesktop環境を使うならばこれは厳しいですね。一般的に仮想メモリの変更は物理メモリと同等くらいにするのがセオリーですがそれでも低すぎて辛いので物理メモリの倍の1GBまで増やそうと決めました。
$ sudo free -h ~ Swap: 99Mi
- まずはSWAPの割り当てを変えるためにSWAPのサービスを止めていきます。
$ sudo swapoff --all $ sudo systemctl stop dphys-swapfile $ sudo systemctl disable dphys-swapfile
- SWAPが停止したか確認します。
OK、停止していますね。
$ systemctl status dphys-swapfile ○ dphys-swapfile.service - dphys-swapfile - set up, mount/unmount, and delete a> Loaded: loaded (/lib/systemd/system/dphys-swapfile.service; disabled; pres> Active: inactive (dead) $ sudo free -h ~ Swap: 0B
- それでは仮想メモリのサイズを変更します。
CONF_SWAPSIZE=100という行があるのでこちらを1GB(CONF_SWAPSIZE=1024)にして保存します。
$ sudo vi /etc/dphys-swapfile
- そしてSWAPのサービスをスタートします。
$ sudo systemctl enable dphys-swapfile $ sudo systemctl start dphys-swapfile
- SWAPのサービスがスタートしたか確認します。
$ systemctl status dphys-swapfile ● dphys-swapfile.service - dphys-swapfile - set up, mount/unmount, and delete a> Loaded: loaded (/lib/systemd/system/dphys-swapfile.service; enabled; prese> Active: active (exited) since Sat 2024-04-27 17:50:43 JST; 12s ago
- 最後に再度SWAPの割り当てを確認してみます。
OK、ですね!
$ sudo free -h ~ Swap: 1.0Gi
- そして念の為リブート。
$ sudo reboot