現状(2024/2月現在)RaspberryPiのOSセットアップで使用するImagerでSSHの有効化はできるのですがVNCの有効化は項目が無く、ものぐさな私はモニタやキーボードを繋いだりといったことが煩わしいためSSH接続でVNCを有効化する方法を記しておきます。
※なお使用しているOSのバージョンの違いなどにより画面上の文言が微妙に異なったりしますがご了承ください。
※最新版(2024/4月現在)のDebian BookwormのRaspberryPiOSではVNCのバージョンの関連で当手順では接続できません。その場合はRaspberryPi OS Debian Bookwormの場合を確認ください。
手順
Raspberry Pi ImagerでmicroSDカードに書き込む
ここの手順は公式ページにもありますし探せばいくらでも情報が出てくるかと思いますので割愛します。ただ、注意したい点としてはこの時点でネットワークの設定とSSHを有効化しておくと以降の手順にスムーズに進むことができます。
microSDカードをRaspberry Piに差し込み電源を入れます
こちらについても特に説明はないので割愛します。OSが起動するまでしばらく待ちましょう。
SSHでRaspberry Piに接続しRaspberry Pi software configration toolを起動します
- クライアントのOSがWindowsならコマンドプロンプト、Macならターミナルを使用してSSHでRaspberry Piに接続してください。
- Raspberry Pi software configration toolを起動します。
sudo raspi-config
VNCを有効化します
- Interface Opstions > VNCに移動します。
- VNC Serverを有効化(enable)にするか問われますのでYesを選択します。
- 確認画面が表示されるためOKを選択します。
- ESCキーでRaspberry Pi software configration toolを閉じます。
問題がなければクライアントからVNCで接続することができるはずです。
RaspberryPi OS Debian Bookwormの場合
- sshでRaspberrypiに接続する
- vncの有効化
sudo raspi-config nonint do_vnc 0
- 証明書を作成
mkdir $HOME/.config/wayvnc sudo ssh-keygen -m pem -f $HOME/.config/wayvnc/rsa_key.pem -t rsa -N ""
- $HOME/.config/wayvnc/configを作成し以下を記載
rsa_private_key_file=rsa_key.pem use_relative_paths=true
- Raspberrypiを再起動する。
- VNCクライアント(接続端末)のVNC Viewerから以下で接続する。
<RaspberrypiのIPアドレスまたは名前>::5900
※なお、この方法で64bitOSはうまくいったが32bitOSはうまくいかなかった