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Tableauで箱ひげ図を作成する

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やること

こんにちは。
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社(以下パーソルP&T)、システムソリューション(SSOL)事業部所属の出利葉です。

今回はBIツール「Tableau」を用いて、「都道府県ごとの市区町村別総人口」を可視化した箱ひげ図を作成してみます。

※ 完成イメージ

利用したツール

Tableau Desktop Proffessional Editon
Ver.2020.4.7

Tableauの詳しいダウンロード方法は公式ドキュメントを参照してください。
https://www.tableau.com/ja-jp/products/trial

データの準備

まずは可視化するデータを準備します。
今回は「[政府統計の総合窓口 e-Stat] (https://www.e-stat.go.jp/)」から取得した**2015年の市町村別総人口データ**を利用します。
e-Statは政府が実施している統計調査のデータが公開されているポータルサイトで、人口以外にも様々な分野の統計データを入手できる優れものです。

その中でも都道府県・市区町村別に各種統計データが整備されている社会・人口統計体系データベースにアクセスしましょう。
「市区町村データ」を選択し、「データ表示」を押します。

地域の絞り込み

「絞り込み」欄から「区(特別区を除く)」のチェックボックスを外し、「実行」を押します。
「地域候補」欄に絞り込んだ地域候補が表示されますので、「全て選択」を押して全ての地域を「選択中地域」欄に移動してください。

全ての地域を「選択中地域」欄に移動できたら、「確定」を押して表示項目選択を行います。

表示項目選択

今回は総人口データを利用するので、「項目候補」欄から「A1101 総人口(人)」を選択し、「項目を選択」を押して「選択中項目」欄に移動します。

「確定」ボタンを押すと、2015年度の市区町村別の総人口データが一覧表示されます。

データのダウンロード

それでは、表示されているデータをダウンロードしましょう。
画面右上の「ダウンロード」ボタンを押すと、ダウンロード設定ウィンドウが開きます。
「ダウンロード範囲」を「ページ上部の選択項目 (調査年)」に設定し、「注釈を表示する」のチェックボックスを外して「ダウンロード」ボタンを押します。(今回はCSVファイルでデータをダウンロードします。)

ダウンロードの準備ができたら「ダウンロード」ボタンを押してCSVファイルをダウンロードします。

ヘッダ部の削除

ダウンロードしたデータには表題や凡例などが記載されたヘッダ部が含まれています。
テキストエディタなどでファイルを開き、1~8行目を削除して保存してください。

これで、データの準備は完了です。

データ投入

データが準備できたら、Tableauにデータを取り込みます。
Tableau Desktopを起動し、「接続」ペインから「テキストファイル」を選択し、先ほど加工したCSVファイルを取り込んでください。


都道府県フィールドの作成

取り込んだデータの内、「地域」列には「都道府県+半角スペース+市区町村」のデータが含まれています。
今回は「都道府県ごとの市区町村別総人口」を可視化したいので、「地域」列から都道府県名だけを抜き出したフィールドを作成します。
「シート1」に移動し、左ペイン上部の▼から、「計算フィールドの作成」を選択します。

計算フィールドに「都道府県」と名前を付け、以下の関数を入力し、OKを押してください。

SPLIT([地域]," ",1)

箱ひげ図を作成

いよいよ箱ひげ図の作成に入ります。
ワークシートの列シェルフに先ほど作成した「都道府県」フィールド、行シェルフに「A1101 総人口【人】」、「マーク」カードの「詳細」に「地域」をドラッグします。

画面右上の「表示形式」を開き、「箱ひげ図」を選択してください。
これで、「都道府県ごとの市区町村別総人口」の箱ひげ図の完成です。

箱ひげ図はデータの散らばり具合を可視化したもので、箱が大きければ大きいほど、データが散らばっていることを表します。
今回作成した箱ひげ図からは、**東京都や神奈川県でデータの散らばりが大きい(=市区町村間の総人口の差が大きい)**ことがわかります。

まとめ

今回はTableauを用いて、「都道府県ごとの市区町村別総人口」の箱ひげ図を作成しました。
Tableauでは他にも様々なグラフの作成や、分析機能による予測線の追加が可能ですので、是非いろいろなデータを可視化してみてください。

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私が所属するモビリティソリューションデザインチームでは、モビリティ(ここでは移動手段全般)に関するサービスを考えたり、アプリを構築したりしながら、いわゆる**「MaaS」**に取り組んでおります。
本Qiitaはモビリティソリューションデザインチームのメンバーで運営しており、「MaaS」に取り組む中で現在活用している、もしくは活用する予定の技術やサービスやとりあえず発信したいことなどなど、幅広く執筆しています。
メンバーごとに違った内容を発信していきますので、お楽しみに!

また、「MaaS」について詳しく知りたい方は、チームメンバーの吉田がnoteにて記事を掲載しておりますので、ぜひそちらをご覧ください。
「MaaSとは」でたどり着いて欲しい記事 (1/3 前編)
「MaaSとは」でたどり着いて欲しい記事 (2/3 中編)
「MaaSとは」でたどり着いて欲しい記事 (3/3 後編)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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