はじめに
Render.comのWebサービスの無料プランでは非アクティブな状態が15分間続くとサービスがスリープし、スリープ状態のWebサービスに新しいリクエストが来ると起動します。簡単にスリープ状態になる上に、起動に結構時間がかかるのでユーザ体験的によろしくないです。
本記事ではこの制限の対策方法を説明します。
対策
Herokuでもこのような制限があり1、定期的にレスポンスをWebサービスに送ることで対策していました。Render.comでも同様の方法で対策できるためその方法を解説します。
本記事では定期的なレスポンスを送るためにUptimeRobotというサービスを利用します。
注意
Render.comの無料プランでは750時間/月の実行時間制限があります。
1つのサービスのみ運用している場合であれば本記事で紹介する方法を利用しても制限を超過することはありませんが、2つ以上のサービスを運用している場合は実行時間に注意が必要です。
1. アカウント作成
UptimeRobotにアクセスし、「Start monitoring in 30 seconds」からアカウントを作成し、ログインします。
2. モニター作成
「Add New Monitor」から新規モニターを作成します。
以下の項目を入力し、右下の「Create Monitor」をクリックし、モニターを作成します。以下の項目以外はデフォルト値で問題ありません。
- Monitar Type: HTTP(s)
- Friendly Name: 自分がわかりやすい名前
- URL(or IP): 対象のWebサービスのURL
参考文献
Herokuの無料dynoをスリープさせないで24時間稼働させる4つの方法 | Casual Developers Note
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Herokuでは30分間制限だったのでRender.comの方がスリープしやすいです。 ↩