Agent.aiとは?
- AIエージェントを構築する為のサービス
- 各LLMなど外部サービスとの連携が容易
- ノーコードではないが簡単なテンプレートが用意されていてエージェントが簡単に作れる
- AI関連サービスとの連携が強いZapierがもう少しエンジニア寄りになったみたいなイメージ
- マーケットプレイス風に見えるが今のところ売買の機能はない
- 今のところLLMへのアクセスが無料 🙌
- HubSpotのCTOがやってるみたい
- それもあってHubSpotとの連携が充実してる
- https://www.hubspot.jp/company/board-of-directors/dharmesh-shah
- かっこいい、Xウィングに乗っていそう
- dev.toのハッカソン企画で知った
- ドメインの価値(幾らで買い取ったんだろう)
作ったエージェント
という事でAgent.aiの機能を使ってエンジニアのスキルをレポートにするエージェントを作りました。Agent.aiにアカウントがなくても利用可能です。
できる事
GitHubのユーザーIDと採用基準を入力するとユーザーの活動履歴から主要スキルを特定し、採用コストを見積もり、最適なポジションを提案。
できない事
候補者のIDリスト自体は自前で用意する必要があります。GitHubのOrganization内にいるエンジニアの相互フォロワーを抽出する機能を付けたかったのですが、組織へのアクセス権をもつトークンをユーザーから受け取る必要がありセキュリティの観点から実装を見送りました。
また公開リポジトリの情報しか取得していないので、OSS活動等がないとユーザーの特徴を掴めません。
使い方
入力
- 採用基準: 理想の候補者の条件を自由記述で入力(例: 「データベース最適化と問題解決能力に優れたバックエンドエンジニアを探しています。」)。
- GitHubのユーザーID: リストで複数人も入力可能
出力
- 主要スキル: 候補者の GitHub 活動から主要なスキルを3つ抽出
- 適した職種: 候補者の強みに基づいた推奨ポジション
- 採用コスト: 候補者の経験や貢献度に基づく推定月額コスト(USD)
- 適合スコア: 入力した採用基準に対する一致度(%)
- 候補者概要: 候補者の GitHub 活動を要約した簡潔なプロフィール
私です、採用してください。
ツールの利用シーン
採用面接に駆り出されるエンジニア
「ちょっと採用面接に出てくれ」と言われた時に、候補者のGitHubのアカウントを入力する
採用担当者
リファラル採用
- GitHubのOrganization内にいる社内のエンジニアの相互フォロワーのIDを抽出
- 自社エンジニアと繋がりのある候補者を特定
- 「〇〇さん採用したいんだけど!」と繋がっている社内のエンジニアに声をかける
エージェント等から紹介された候補者の選定
githubのIDをリスト化して入力、候補者を絞り込む
OSS活動のモチベーションを上げたいエンジニア
憧れの著名エンジニアのIDと自分のIDを入力するとモチベーションが上がります。
採用担当者からの見られ方も意識してOSS活動に参加できるかもしれません。
Agent.aiを使う上でのtips
セキュリティの制約
Agent.ai内に秘密情報を保存する様な機能がないため、外部APIとの連携を行う為のtokenなどを埋め込むのが不安です。自分はGitHubのデータを取得するために自前で外部にAPIを建てました。
Lambdaが使える
Agent.ai内でLambdaが実行可能です。入出力も設定できるので難しい処理はAgent.aiの機能で頑張るよりもLambdaに任せる方が簡単かもしれません。
主要な LLM API が無料で利用可能
Agent.aiではOpenAIはじめAnthropic,Google,Meta,DeepSeekと主要なLLMのAPIを無料で使えます。いずれ有料になるのかな?
Jinjaテンプレートとは 🤔
pythonでwebアプリを作っている人にはお馴染みなのか、Jinjaテンプレートフォーマットでinputを埋め込みなさいと記載されています。
とはいえ、Jinjaのドキュメントを読んで複雑な事をしようとすると対応されていないのか意図通り動きません。
例えば {{user.name}}
や {{user.skills[1]}}
の様な参照は可能です。
まとめ
なんの利害関係もないですが、日本語の記事が見当たらなかったのでサービスの紹介でした!