最近、Windows11 HomeのPCをセットアップしていたら、24H2がプリインストールされていてちょっと嫌な予感がしていたのですが、ファイル共有で謎の現象に遭遇したので記録しておきます。
まずはローカルアカウントで初期セットアップ
Windows11は基本的にMicrosoftアカウントでセットアップするように仕向けられていて、ローカルアカウントで使いたい場合、かなりの手間隙をかけねばならない仕様となっています。
ということで、こちらの記事を参考にいきなりローカルアカウントで初期セットアップを行います。
NASのゲスト共有フォルダを開く
次にいろいろインストールするため、NASの共有フォルダ(ゲスト共有)を開くのですが、ここで23H2までとは違う挙動が発生します。いつもはサクッと開くのに今回は結構時間がかかるんです。
とはいえ、少し待つと普通に共有フォルダが開きます。いつもの通り必要なアプリなどをインストールしてセットアップ完了となります。
数日して共有フォルダが開けなくなったという連絡が
エクスプローラーのアドレスバーに共有フォルダのアドレスを入力すると、
ネットワークエラー
XXXXにアクセスできません
エラーコード:0x80004005
エラーを特定できません
というヤバい感じのエラーダイアログが表示されます。嫌な予感が的中したようです。
いろいろやってみたのですが、一旦この状態になってしまうとPCのリセットで初期化しても一向に繋がりません。どうやら、初期セットアップ後にWindowsUpdateなどでパッチが当たるタイミングでこうなってしまうみたいです。
解決策は?
数日間、23H2以前のPCとファイル共有に関係しそうな設定を比較してみたりした結果、とりあえず以下で解決となりました。
レジストリエディタで
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\LanManWorkstation\Parameters
を開きます。おそらく右側のペインに
RequireSecuritySignature
という値の名前が存在しないと思います。
値の名前: RequireSecuritySignature
値のデータ: 0 DWORD(32ビット)値
を作成します。
なお、これは Windows11 Home エディションの場合です。
Proエディションでは違っているかもしれません。
このやり方はセキュリティ的にどうなんだという話もあるかもしれません。とりあえずは自己責任にてお願いします。
それにしてもWindowsって年々使いづらくなっていく気がするのは気のせいでしょうか?
ご参考になれば幸いです。