Androidのメジャーバージョンごとにアプリのテストをする際、テスト用に持っていたPixelが自動システムアップデートで勝手にアップデートしていて困った過去がありました。
アップデートしてしまったPixelをダウングレードするには、Android Flash Toolを使用するとAndroidの他のバージョンを書き込むことができます。公式サイトやAndroid Flash Toolページ内にある程度手順が載っていますが、自分の備忘録としてダウングレードを行う際の手順を纏めておきます。
手順
事前にPixelの開発者向けオプションを有効にした上で、開発者向けオプションメニューの「USBデバッグ」と「OEMロック解除」を有効にしてください。
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Android Flash Toolにアクセスし、「Get Started」を押します。
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(Windowsで実行している場合)USBドライバをインストールしているか確認するポップアップが表示されるので、インストールしている場合は「Already installed」を押します。
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Android Flash ToolとPixelが通信できるよう許可を求めるポップアップが表示されるため、「Allow ADB access」を押します。
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PCと接続中のデバイスのリストが表示されるので、ダウングレードしたいPixelを選んで「接続」を押すと、以下のように選択した端末の情報が表示されます。
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インストールしたいビルドを選択します。イメージファクトリーから、インストールしたい機種のOSイメージを探して、インストールしたいビルド番号をコピーし、Android Flash Toolの検索欄に入力します。
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インストールしたいビルド番号をAndroid Flash Toolに入力して、オプション等を設定した後に「Install build」を押します。
この後確認画面が出てきますので「Confirm」を押すと、端末の初期化とOSの再インストールが行われます。途中で再接続を求めるポップアップが表示された場合は、画面に従って端末を再接続してください。
インストールが完了すると画面の表示が変わりますので、これで操作は終了です。
(Pixel6でAndroid13以降からAndroid12にダウングレードする際は、セキュリティの関係で通常のビルドにダウングレードすることができないので注意してください)