目的
- 子育てに忙しい会社員が備忘録兼、自分の満足感のために、資格受験のtipsを書きます。
- 1か月と書きましたが、日々のマインドは1年ほど前から変えています。
書き手の状況
- 製造業に勤める非IT部門の会社員
- 二人子育て中
- 保育園に8時半に預けて、17時に回収している。子供の食事、お風呂、寝かしつけ、風邪の時の看護など一通り面倒は見ている。
会社のITのレベル
- ようやく、有線LAN→wifiに変更するプロジェクトが進んでいる(半分程度導入)
- 事業部門が、情報システム部門やAIベンチャーと話すと、共通用語がほぼ無く話がまとまらない
資格を取得しようと思った背景
弊社は、ITとは全く関係ない会社なので、ITに関する業務は事業所のIT担当者を介して、情報システム部に任せることとなっている。
ただ、その対応は対症療法的で保守的なことが多い。例えば、
- ネットが繋がらない→何度か再起動するように指示
- wifiを使いたい→wifiはセキュリティに問題ないことを証明してください
- 3年前のメモリ4GBのPCだと、zoomとパワポが開けない→半年後のPC更新を待ってください
また、ソフトウェア開発やITに対して齟齬や不満が多い。例えば、
- 外注でオンプレソフトを開発してもらっているのに、Chromeを使えと言われた。ネットに繋げない要件はどうなった(怒)
- AIのシステムを開発するのに数百万円は高すぎる。自社で無料でできないか
- システムを導入しようと思ったが、関係者の意見を聞いているうちに何故かとても使いづらいものに仕上がってしまった
世間では、日々ITの技術は発展していくのに、wifi一つ導入できない。また、新しいシステムを導入したいのに、情報システム部にセキュリティのことを言われると、何も言い返せない。これらは、事業部側がITの基礎知識がないため、議論の俎上に上れないためだと考え、基本的な情報処理の資格を取ることにした。
目標として、ITパスポート→情報セキュリティマネジメント試験→基本情報技術者試験の順番で取得する。
勉強のtips
結論としては、下記二点に集約される。
- 会社で勉強する
- 隙間時間を利用する
会社での勉強について
会社で勉強というのは、会社にいるときに資格試験のテキストを開くことではない。1年ほど前から、日々の業務においてIT関係で気になったことを調べることにした。例えば、
- IPアドレスを設定するようにと言われたが、なぜ自宅での作業だと変更するのか。
- DHCPにチェックを入れるように言われたが、そもそもDHCPとは何なのか。
- DNSサーバーの数字は、一見ランダムに見えるが、よく見ると255.255ばかりでその理由はなぜか。
- セキュリティ上禁止と言われたが、セキュリティとはそもそもどんな要素を考える必要があるか。
それぞれ、調べるのは10分くらいだが、毎回調べて人に説明していると人に聞かれる事が増えて、ますます調べることが増えた。
そのような日々を過ごしていると、自然とITパスポートは8割程度得点できるくらいまで知識が増えた。過去問を2,3回解いて、特に問題なく合格した。
隙間時間の利用について
基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験は、過去問道場を解いた感じ6割程度だったので、勉強することとした。
子育て中の人には分かり味があると思うが、1日のスケジュールは下記の通りである。
時刻 | タスク |
---|---|
7時 | 起床、こどもの準備 |
8時 | 保育園送迎 |
17時 | 保育園回収 |
18-21時 | 食事を上げる、お風呂、翌日の準備、その他家事 |
21-22時 | 寝かしつけ |
自宅にいる間、起床から寝かしつけまでは、5分以上の時間が取れないので、隙間時間を利用した。
過去問道場をスマホで解いたり、部屋ごとに読みかけの教科書を開いておいたりした。
睡眠時間が7-9時間とかなり長かったり、手軽に見られるtwitterを見る時間の方が試験勉強の時間より長い、など詰め詰めでないのは否めないが、休息も大事。
子供に連れられて部屋を巡回するごとに開きっぱなしのテキストを読んで2周し、過去問を2、3年分解いて、試験に臨んだ。
はずだったが、1回目の試験は、子供が風邪だったため看護のために断念。試験二つ分の1万5千円が無駄な出費となった。
気を取り直して2週間後に試験を設定し、無事合格点を取れた(合格発表待ち)。
有給を取って受験したので、保育園回収までの空いた時間でこの記事を書くに至った。
結論というか感想
- IT関係者からしたら簡単な資格だが、非ITの人はこの知識すらないので勉強するメリットが非常に大きい。
- 現代社会の基礎知識として、応用情報も取りたいところ。応用情報レベルの知見を日々の業務に取り入れ、業務中に勉強したいところ。
- 子育て中の資格試験は大変なので、皆さん頑張りましょう。