はじめに
- 本記事は、個人の感想や定量的でない内容が含まれたりします。
- また記載内容はすべて、正しい内容が記載されているとは限りません。
- 誤った内容を見つけた場合は、ご指摘をお願いいたします。
この記事は誰向けの記事か?
- プログラミングスクールの受講を考えている人
- TechCampを受講している人
- TechCampを受講し終えた人
私自身について
私は30歳の元ITエンジニア(2023年2月時点)です。以前の職場では、製造業向けのアプリケーション開発現場で約2年、製造メーカーの社内SEとして約2年勤めていました。そのため未経験というわけではなく、経験者という立ち位置で参加させていただきました。元々は仕事と並行しつつ、Webアプリケーションの開発経験を積めるスクールに通いたいなと考えていたのですが、脳の疾患に罹患し、仕事をリタイアしてしまいました。完治するかは未定ですが、今後もITエンジニアとして仕事をしていきたい、という思いもあり、TechCampへ参加することにしました。
受講プラン
私が受講したプランの情報は以下のとおりです。
- 短期集中プラン(10週間)
- 2022年9月〜11月
- 134期 Bチーム 9名(受講開始直後は12名いたものの、途中で3名脱落しました)
- 約66万円の支払いに対して、実質33万円で受講(厚生労働省指定講座 専門実践教育訓練給付制度の対象)
- macbook air 16万円
- 実質的に約50万円近くかかっています ※時期やキャンペーン等により、費用は変わります。
プログラミングスクールとしてなぜTechCampを選んだか
プログラミングスクールとしては色々なスクールがありますが、それぞれのスクールでは、アドバイザーによる事前面談が用意されているので、話を聞いてみて、自分の事情に応じて決定すれば良いと思います。なお私は以下の観点からこのTechCampを選びました。
- Webアプリケーションの開発を経験したかった
- オンライン形式で受講が可能かどうか
- 未経験の方たちと関わり合うことができるかどうか
1つ目として、Webアプリケーションの開発を一度経験したかったことが選定の1つでした。前職では、ITエンジニアとして仕事をしていたものの、直接Webアプリケーションを開発した経験がありませんでした。昨今は、WindowsアプリケーションよりもWebアプリケーションの需要が高まっていたので、この経験は必須だと考えていました。また独学でHTML、CSS、JavaScriptを勉強していたものの、CSSがよくわかりませんでした。このCSS(デザイン)を理解するために、参加したと言っても過言ではないです。
2つ目として、オンライン形式で受講が可能かどうかが選定の1つでした。私自身は療養のために、地方にある実家で生活するしかなかったので、必然的にオンラインで受講できるスクールを選ぶ必要がありました。
3つ目として、人と関わり合うことができるかどうか、ということを選定の1つにしていました。離職して、1年以上近く経っていたので、あまり会話ができませんでした。まずは、話し合いができる場が設けられているスクールがいいと考えていました。
上記、3つの条件を選定した結果、私はTechCampを選ぶことになりました。
受講後の感想
今回、TechCampへ参加したことは、結果としてよかったと考えています。そう考えているのは、次のとおりです。
- Webアプリケーションの開発実務の経験を積むことができ、自分のできることの幅を広げることができた
元々、私はITエンジニアとして仕事をしていた経験はありますが、Webアプリケーションを自ら作り、世界へ公開するための技術は持ち合わせていませんでした。より具体的には、スタンドアロン型のシステムの開発実務の経験はあるものの、クラウドなどを用いた実務経験はありませんでした。(社内SEとして仕事をしていた時は、クラウド関連に関わったものの、発注者という立場で開発を発注していたこともあり、実務経験はありませんでした)そのため、Webアプリケーションはどのような考えのもとで、開発されていて、どのように実装・運用されているのかということは知りませんでした。
しかし今回、TechCampへ参加したことで、開発の実務経験を積むことができたことは大きな経験だったと考えています。TechCampを受講していなければ、自分のWebアプリケーションをサービスインに向けて、準備することはなかったでしょう。
経験者から見たTechCampはどうだったか?
私のように多少、仕事で経験がある者がTechCampを受講した場合、スキル向上に繋がると考えています。一方で、未経験者がTechCampを受講した場合は、スキルの向上に繋がるかと問われると、必ずしもそうとは言い切れない、と思えます。あくまで未経験者にとって、このTechCampの受講はITエンジニアになるためのきっかけと、とらえておく方が良いと思います。
受講したことで手に入れたもの
- HTML CSS JavaScriptの概念理解と開発スキル
ただしRails上で開発した経験になるので、Railsではない環境で開発するのは、逆に苦難に感じる。 - Rubyのプログラミング開発スキル
未経験ではないので、すんなりとスキルを手にいれることができたのではないかと思う。ただしハッシュという概念は初めてだったので、これからも要勉強です。 - MVCの概念
応用情報技術者試験を挑んだ際も、MVCに関する問題がありました。しかし今回受講したことで、テキストで勉強しただけでは、全然理解できていなかったことに気づきました。今ではほぼ完璧にその概念を掴み取ることができたのは、非常に大きいです。 - AWSを勉強するためのきっかけ
AWSに関するカリキュラムはほとんどありませんでした。しかしそのきっかけを得ることができたと考えています。自分のオリジナルアプリケーションを公開するためのインフラツールとして利用させていただき、今も勉強させていただいています。 - 仲間
これまで関わってきたことのなかった業界で仕事をしていた人と関わることができ、さまざまな刺激を受けました。現在もみんな、就職活動で苦戦しています汗
まとめ
- どのプログラミングスクールを受講するかどうかは、この記事を読んでいるあなたの事情に合わせて、決めるとよい
- 経験者から見たTechCampは、自分のできることの幅を広げることのできる機会を得られる(おもにRuby on Railsに限定)
- 未経験者から見たTechCampは、ITエンジニアのデビューとしてのきっかけとしての機会を得られる
- 基本的にRuby on Railsを通じたWebアプリケーションの開発スキルが手に入る