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【備忘録】メールの送信機能の実装について

Last updated at Posted at 2023-02-16

はじめに

  • 本記事は、備忘録としてまとめたものになります。
  • 他の方の参考になる可能性も踏まえて、一般公開も行なっております。
  • また記載内容はすべて、正しい内容が記載されているとは限りません。
  • 誤った内容を見つけた場合は、ご指摘をお願いいたします。

この記事は誰向けの記事か?

  • ChatGPTの拡張機能をGoogleChromeに導入したい人

背景

タスク

主に以下のタスクが生じます。

  • 事前準備をしましょう。
  • ターミナル上からメーラークラスを生成しましょう。
  • メールを送信するためのメソッドを定義しましょう。
  • メール文面を設定しましょう。
  • 送信メーラーを利用するための環境設定をしましょう。
  • コントローラーのアクションに送信メソッドを宣言しましょう。

★事前に準備が必要なもの・こと

  • Railsでアプリを事前に作成していること
  • VSCodeを使用していること
  • Gmailアカウント:メールアドレスとアプリパスワード

★メーラークラスの作成

ターミナル上で、以下のコマンドを実行することで、メーラークラスが生成されます。(noticeの部分の名称は任意です)

rails g mailer notice

生成後、ターミナル上で以下のメッセージが出力されれば、生成が完了となります。

create  app/mailers/notice_mailer.rb
invoke  erb
create    app/views/notice_mailer
invoke  test_unit
create    test/mailers/notice_mailer_test.rb
create    test/mailers/previews/notice_mailer_preview.rb

万が一、メーラークラスを削除したい場合は、以下のコマンドを実行することで、削除されます。

rails d mailer notice

実行結果は以下の通りになります。

remove  app/mailers/notice_mailer.rb
invoke  erb
remove    app/views/notice_mailer
invoke  test_unit
remove    test/mailers/notice_mailer_test.rb
remove    test/mailers/previews/notice_mailer_preview.rb

★メールの送信メソッドを定義

VSCode上に、notice_mailer.rbが作成されているので、そこに送信メソッドを定義する。
スクリーンショット 2023-02-16 22.09.34.png
以下は、アプリケーション上から管理者にお問い合わせのメールを送信するためのメソッドです。宛先にはto以外にも、ccやbccも設定でき、複数のアドレスを設定することも可能です。

class NoticeMailer < ApplicationMailer
  def send_admin(inquiry)
    @Inquiry = inquiry
    mail to: ENV['GMAIL_ADMIN_ADDRESS'], #ここで宛先の指定を行う(GitHubに公開するため、アドレスは環境変数に設定している)
      subject: "利用者からお問い合わせがありました" #件名
  end
end

★メール文面を設定

VSCode上に、ファイルを2つ準備し、その中にメールに記載する内容を記載する。名前は送信メソッド名と同じにする。
スクリーンショット 2023-02-16 22.33.19.png
以下のコードは、メール文面の一例です。

管理者様

ユーザーからお問い合わせがありました。以下の内容をご確認いただき、ご対応をお願いいたします。<br><br>
お名前<br>
<%= @Inquiry.name %>
<br><br>
連絡先メールアドレス<br>
<%= @Inquiry.email %>
<br><br>
お問い合わせ内容<br>
<%= safe_join(@Inquiry.detail.split("\n"),tag(:br)) %>

★Gmailの送信メーラーを利用するための環境設定

メーラーを使用するため、以下の記述を行う。
スクリーンショット 2023-02-16 22.50.26.png

  • 開発環境であれば、「environments>development.rb」へ記述
  • 本番環境であれば、「environments>production.rb」へ記述
Rails.application.configure do
  #Email-related settings(Google SMTP)
  config.action_mailer.raise_delivery_errors = true
  config.action_mailer.perform_deliveries = true
  config.action_mailer.delivery_method = :smtp
  config.action_mailer.smtp_settings = {
    address:  'smtp.gmail.com',
    port:  '587',
    user_name:  ENV['GMAIL_ADMIN_ADDRESS'], #Gmailのカウントユーザー名(〜@gmail.com)
    password:  ENV['GMAIL_APP_PASSWORD'], #アプリケーションパスワード(取得方法は、このページの最後に記載しています)
    authentication:  :plain,
    enable_starttls_auto:  true
  }
end

※GitHub上でアドレスやパスワードが流出することを防止するために、環境変数で設定している。

★コントローラー上に送信メソッドを記述

「送信メソッドの定義」「メール文面の設定」「送信メーラーの環境設定」を終えたら、各コントローラーのアクション上に送信メソッドを宣言するだけでメール送信の機能が使えます。以下のコードは、メール送信させるための一例です。

  def create
        @Inquiry = Inquiry.new(inquiry_params)
    if @Inquiry.valid?
      NoticeMailer.send_admin(@Inquiry).deliver_now #送信メソッド
      redirect_to send_inquiry_path #送信完了画面へリダイレクト
    else
      render :new #送られてきたパラメータに問題があれば、問い合わせ入力ページへ戻す
    end
  end

  private
  
  def inquiry_params
    params.require(:inquiry).permit(:name,:email,:detail)
  end

(補足)アプリパスワードの取得方法

  1. Googleアカウントにログイン
  2. アカウント管理画面から「セキュリティ」タブを選択
    スクリーンショット 2023-02-16 23.16.46.png
  3. アプリパスワードへアクセス
    スクリーンショット 2023-02-16 23.17.11.png
  4. アプリパスワードからアプリやデバイスを選択
    スクリーンショット 2023-02-16 23.18.20.png
  5. アプリパスワードをコピー
    スクリーンショット 2023-02-16 23.18.27.png

(補足)開発環境

OS:macOS Ventura 13.1
ブラウザ:GoogleChrome 110.0.5481.100(Official Build) (arm64)
開発言語:Ruby on Rails 6.0.6.1
開発環境:AWS(EC2、Route53)、Nginx、GitHub
その他:Let's Encrypt、Gmail

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