概要
WSL2の環境を構築してみたので、個人的な備忘録として。
※2020年9月17日追記
記事の内容が古くなっているので、ブラッシュアップした内容を投稿しました。
DockerとVSCodeのRemote-Containersを使ってGoの環境を構築する手順も追加しましたので、もしよければこちらの記事を参照してください。
https://qiita.com/poramal/items/11912b5533ec8e7dbaac
環境
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Windows10 Home
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バージョン1903 (OSビルド 18362.295)
手順
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Windows Subsystem for Linux(以下WSL)の有効化
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WSLディストリビューションのインストール
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Windows10 Insider Preview に登録
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Windows10 Preview Build のインストール
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仮想マシンの有効化
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WSL1→WSL2への変換
1. Windows Subsystem for Linux(以下WSL)の有効化
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コントロールパネル
>プログラムと機能
>Windowsの機能
ダイアログを開き、Windowsの機能の有効化または無効化
をクリックしてダイアログを開き、そこでWindows Subsystem for Linux
にチェックを入れる。 -
再起動する。
2. WSLディストリビューションのインストール
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Microsoft Store
を起動する。 -
検索ボックスに
WSL
と入力し、Ubuntu
をインストールする。 -
Ubuntu
を起動し(初回はしばらく待つ)、ユーザー名とパスワードを入力する。※Win10のユーザ名とパスワードと一致させる必要はない
3. Windows10 Insider Preview に登録
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以下URLの
1.登録
の手順に沿って登録するhttps://insider.windows.com/ja-jp/getting-started/#register
※4.でも可能っぽいので不要かも?
4. Windows10 Preview Build のインストール
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設定
>更新とセキュリティ
>Windows Insider Program
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Insiderの設定:
ファスト
を選択する。 -
再起動する。
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Windows Update を行う。(しばらく時間がかかります)
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再起動する。
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Win+R
でwinver
と入力し、OSビルドが18917
以上であることを確認する。
5. 仮想マシンの有効化
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PowerShell
を管理者権限で起動し、以下コマンドを実行する。Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform Path : Online : True RestartNeeded : False
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再起動する。
6. WSL1→WSL2への変換
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現在のバージョンを確認する。(VERSIONが1になっている)
wsl -l -v NAME STATE VERSION * Ubuntu Stopped 1
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PowerShell
を起動し、以下コマンドを実行してUbuntuをWSL2へ変換する。wsl --set-version Ubuntu 2
成功すると以下メッセージが表示されます。
変換中です。この処理には数分かかることがあります... WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください 変換が完了しました。
以下のメッセージが出る場合は、UEFI(BIOS)の仮想化支援機能が無効になっているので、UEFI(BIOS)を起動して有効にしてください。設定方法は各メーカーの設定方法を参照してください。
Windows の仮想マシン プラットフォーム機能を有効にして、BIOS で仮想化が有効になっていることを確認してください。
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変換後のバージョンを確認する。(VERSIONが2になっている)
wsl -l -v NAME STATE VERSION * Ubuntu Stopped 2