Rails + HTTPartyでOpenAI APIを使ってみた

はじめに

最近、ChatGPTをはじめとする生成AIが話題ですが、OpenAIが提供するAPIを使えば、自分のアプリにも自然言語生成を簡単に組み込むことができます。

この記事では、RailsアプリからHTTPartyを使ってOpenAIのChat API（GPT-4）を呼び出す方法を紹介します。

対象読者

• OpenAI APIをRailsで使いたい人
• ChatGPTの力をアプリに組み込みたい人

Step1: OpenAI APIキーの取得と管理

まずは、OpenAIの公式サイトからAPIキーを取得します。

• OpenAI APIキー取得ページ

取得したAPIキーは、セキュリティ上 .env などで安全に管理しましょう。または、creadentilas.yml.encに保存しましょう。

# .env
OPENAI_API_KEY=sk-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

Step2: HTTPartyのインストール

OpenAI APIをHTTP経由で叩くために httparty を使います。

# Gemfile
gem 'httparty'

$ bundle install

Step3: OpenAIクライアントクラスの作成

Railsのサービスクラスとして、OpenAIと会話するためのクラスを作成します。

# app/services/openai_service.rb

require 'httparty'

class OpenaiService
  include HTTParty
  base_uri 'https://api.openai.com/v1'

  def initialize
    @headers = {
      "Authorization" => "Bearer #{ENV['OPENAI_API_KEY']}",
      "Content-Type" => "application/json"
    }
  end

  def chat(prompt)
    body = {
      model: "gpt-4",
      messages: [
        { role: "user", content: prompt }
      ],
      temperature: 0.7
    }

    response = self.class.post(
      "/chat/completions",
      headers: @headers,
      body: body.to_json
    )

    if response.success?
      response.parsed_response["choices"][0]["message"]["content"]
    else
      "エラー: #{response.code} - #{response.body}"
    end
  end
end

Step4: 実際に使ってみる

ターミナルまたはコントローラから呼び出して確認してみます。

service = OpenaiService.new
puts service.chat("GPT-4について簡単に説明してください。")

まとめ

今回は、RailsアプリからHTTPartyを使ってOpenAIのChat API（GPT-4）を呼び出す方法を紹介しました。

• OpenAIのAPIキーは .env や credentials.yml.enc で安全に管理
• HTTPartyを使えば、シンプルなHTTP通信でChatGPTのような応答が実現可能
• temperature パラメータで応答の創造性をコントロールできる
• role: system を使えば、GPTの性格や専門性を自在に設定できる

OpenAI APIを使うことで、自分のアプリに自然な対話・分析・文章生成機能を簡単に組み込めます。