はじめに
今回は直近の現場やらかしを戒めの意を込めて書いていきたいと思います。
趣旨は「Hyper-V仮想マシンの強制終了は極力控えよう」です。
今回の環境は以下となります。
- 仮想化ソフト:Hyper-V
- OS:Windows Server 2022
何があったのか
業務でWindows仮想マシンを複製する必要があり、
複製元のWindows Server(=ゴールデンイメージサーバ)にsysprepをかけました。
その後、sysprepをかけたゴールデンイメージサーバの仮想ハードディスクを複製先マシンに適用する流れです。
ここでやらかし
sysprep後に誤ってゴールデンイメージサーバを起動・・
このままではsysprepの意味がなくなると焦った結果、
あろうことかOOBE直前に、Hyper-Vマネージャー上部の赤ボタンを押し、
Hyper-V仮想マシンを強制終了してしまいました。
警告
赤ボタンは強制終了を行うため、極力使うべきではありません。
基本は、上部メニューの「操作」 > 「ctrl+alt+delete」> 「シャットダウン」を使うようにしましょう。
そして、強制終了後、ゴールデンイメージの仮想ハードディスクを複製先サーバに適用し、起動を試したところエラーで起動できませんでした。
ゴールデンイメージサーバをOOBE直前に強制終了したことでsysprepによる初期化状態が壊れたようです。
この状態の仮想ハードディスクファイルは使い物になりませんでした。
レジストリをいじり、OOBEを終了状態にしたことで、
OSが起動するようにはなったものの、デスクトップ画面が壊れており、
これ以上の修復は困難と判断。
あまりに初歩的なため失念していましたが、不用意なシャットダウンはすべきでないと改めて再認識しました。
解決
壊れる前のゴールデンイメージを元に複製した仮想ハードディスクファイルをリサイズし、代わりのゴールデンイメージを作成しました。
リサイズの理由はゴールデンイメージのスペックを設計書に合わせるためです。
複製した仮想ハードディスクファイルがまだなかった場合は、ゴールデンイメージを一から作ることになっていたと思いますので、ラッキーでした。
最後に
今回私が実際に犯したミスを赤裸々に書いてみました。
最後に戒めを書いて終わりとします。
- 仮想マシンを不用意に強制終了しない!
- OOBE中に仮想マシンを落とさない!
⇒sysprepを再度かければ済む話!