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Inspiron Mini 10v 1011をChrome(Chromium)bookにしてみた

Last updated at Posted at 2020-01-05

背景

Netbookとして使っていたInspiron mini 10vの動作が遅くなって来たので、ちょこっと改造して今流行りのChromebookにしてみました。

動作環境

  • Dell Inspiron Mini 10v 1011

  • CPU:Intel(R) Atom(TM) CPU N270 @1.60GHz

  • Memory:BUFFALO DDR2 SDRAM 2GB(DDR2-800 PC2-6400)
    - 型番:D2/N800-2G/E(当初Kingstonの同規格のメモリーを買ったのですが動作せず、BUFFALOのものを再購入。改めて相性があることを痛感しました)

  • SSD:Kingston Technology 240GB
    - 型番:SA400S37/240G

  • [Inspiron mini 10vにSSDを搭載してみた][1]
    [1]:http://www.pasonisan.com/customnavi/z1101ssd/mini10v_ssd.html

  • [Inspiron Mini 10vに2GBメモリを換装してみた][2]
    [2]:http://www.pasonisan.com/customnavi/z1012memory/r12_mini10v.html
      ↑改造の手順はこちらを参考にして、HDDからSSDに換装。Memoryを交換してみました。

Chromium OSの入手

Chromium OSはChromebookにインストールされているChrome OSのオープンソース版です。
入手方法はいくつかあるようですが、今回はChromium OSをベースにアメリカのNeverware社が開発しているOS:CloudReady HOME Editionをインストールしました。
CloudReadyのHOME Editionは無料で提供されています。インストール用のUSBを作成し、インストールします。

CloudReady 32bit版をインストール

Intel(R) Atom(TM) CPU N270は64bit非対応のため、32bit版のCloudReadyをインストールします。
1.Windows10のPCからCloudReadyにアクセス
2.DOWNLOAD USB MAKER (Cloudready usb makerをダウンロード)
Screenshot 2020-01-04 at 18.33.43 - Display 2 - Edited.png

3.ダウンロードしたcloudready-usb-maker.exeを実行
102501.JPG
4.USB メモリー(32GB)を挿して、Nextを押下。※8GBor16GBと表示されていますが、32GBでもOK
102502.JPG
5.64-bitが推奨ですが、32-bitを選択して、Nextを押下。
※32bit版は、2019/7/12でサポートが終了しています。
https://www.neverware.com/blogcontent/2019/7/12/announcement-end-of-support-for-cloudready-home-edition-32bit
102503.JPG
6.再度32bitでよいか訊いて来ますが、CPUが64bit非対応のため、Use 32-bitを押下しました。
102504.JPG
7.SandiskのUSBは推奨しないと表示されます。実際、当初Sandiskの8GBだったため、作成に失敗しました。
102505JPG.JPG
8.Transcend 32GBのUSBを選択して、Next押下。
102506JPG.JPG
9.ここからインストーラー作成までに20分ほどかかります。
CR04.JPG
10.進行ケージが100%になったら、Finishを押下。
※PCの設定によっては、インストールUSBメモリが作成できると、フォーマットが要求されることがあります。ここで誤ってフォーマットしないようにします。
11.インストール用のUSBメモリーが出来上がったら、Inspiron Mini 10vに挿して、USBからBootさせます。
12.こちら↓を参考に、USBからSSDにインストール。

設定変更した箇所

[こちら→「CloudReady Home のインストールと設定」][7]を参考に、下記を設定。
[7]:https://eizone.info/cloudready-home/

  • メディアプラグイン
  • スワップ領域の設定

所感

  • 良い点
  • Excel Online,Word Online,PowerPoint Onlineがブラウザ上で、無料で使えます。
  • スペックの低いマシンでも軽快に動作します。
  • defaultでVirtualBoxがインストールされているため、仮想マシンの構築が簡単にできます(未構築ですがやってみたい)。
  • 悪い点
  • 32bit版の最終バージョンは、R76。64bit版は2019/12時点でR78です。しばらくは32bit版でも使えますが、アップデートがないので本格的に使うのであれば、64bitで使えるマシンを用意する必要があります。
  • Chromium OSをインストールする前は、Kona Linux4.0を使っていましたが、その時には使えていたWireless Mouseが使えなくなりました。そのため、対応している
    [Logicool® Wireless Mouse M186][8] を急遽購入。
    [8]:https://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/wireless-mouse-m186?crid=7#specification-tabular
  • 現時点で、古いプリンタ:Canon MP640(2009発売)では印刷ができていません。
  • その他
  • 再起動ボタンがない。考えてみると「再起動=シャットダウン+起動」なわけで、そもそもいらない?かも。どうしてもな人は、[Ctl]+[Alt]+[t]でターミナルを開いて、croshからshellでbashが使えるようにします。
crosh> shell
chronos@localhost / $ sudo shutdown -r now

ここで、shutdownコマンドを使って再起動させます。

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