2
0

More than 3 years have passed since last update.

Inspiron Mini 10v 1011をChrome(Chromium)bookにしてみた

Last updated at Posted at 2020-01-05

背景

Netbookとして使っていたInspiron mini 10vの動作が遅くなって来たので、ちょこっと改造して今流行りのChromebookにしてみました。

動作環境

  ↑改造の手順はこちらを参考にして、HDDからSSDに換装。Memoryを交換してみました。

Chromium OSの入手

Chromium OSはChromebookにインストールされているChrome OSのオープンソース版です。
入手方法はいくつかあるようですが、今回はChromium OSをベースにアメリカのNeverware社が開発しているOS:CloudReady HOME Editionをインストールしました。
CloudReadyのHOME Editionは無料で提供されています。インストール用のUSBを作成し、インストールします。

CloudReady 32bit版をインストール

Intel(R) Atom(TM) CPU N270は64bit非対応のため、32bit版のCloudReadyをインストールします。
1.Windows10のPCからCloudReadyにアクセス
2.DOWNLOAD USB MAKER (Cloudready usb makerをダウンロード)
Screenshot 2020-01-04 at 18.33.43 - Display 2 - Edited.png

3.ダウンロードしたcloudready-usb-maker.exeを実行
102501.JPG
4.USB メモリー(32GB)を挿して、Nextを押下。※8GBor16GBと表示されていますが、32GBでもOK
102502.JPG
5.64-bitが推奨ですが、32-bitを選択して、Nextを押下。
※32bit版は、2019/7/12でサポートが終了しています。
https://www.neverware.com/blogcontent/2019/7/12/announcement-end-of-support-for-cloudready-home-edition-32bit
102503.JPG
6.再度32bitでよいか訊いて来ますが、CPUが64bit非対応のため、Use 32-bitを押下しました。
102504.JPG
7.SandiskのUSBは推奨しないと表示されます。実際、当初Sandiskの8GBだったため、作成に失敗しました。
102505JPG.JPG
8.Transcend 32GBのUSBを選択して、Next押下。
102506JPG.JPG
9.ここからインストーラー作成までに20分ほどかかります。
CR04.JPG
10.進行ケージが100%になったら、Finishを押下。
※PCの設定によっては、インストールUSBメモリが作成できると、フォーマットが要求されることがあります。ここで誤ってフォーマットしないようにします。
11.インストール用のUSBメモリーが出来上がったら、Inspiron Mini 10vに挿して、USBからBootさせます。
12.こちら↓を参考に、USBからSSDにインストール。

設定変更した箇所

こちら→「CloudReady Home のインストールと設定」を参考に、下記を設定。

  • メディアプラグイン
  • スワップ領域の設定

所感

  • 良い点
    • Excel Online,Word Online,PowerPoint Onlineがブラウザ上で、無料で使えます。
    • スペックの低いマシンでも軽快に動作します。
    • defaultでVirtualBoxがインストールされているため、仮想マシンの構築が簡単にできます(未構築ですがやってみたい)。
  • 悪い点

    • 32bit版の最終バージョンは、R76。64bit版は2019/12時点でR78です。しばらくは32bit版でも使えますが、アップデートがないので本格的に使うのであれば、64bitで使えるマシンを用意する必要があります。
    • Chromium OSをインストールする前は、Kona Linux4.0を使っていましたが、その時には使えていたWireless Mouseが使えなくなりました。そのため、対応している Logicool® Wireless Mouse M186 を急遽購入。
    • 現時点で、古いプリンタ:Canon MP640(2009発売)では印刷ができていません。
  • その他

    • 再起動ボタンがない。考えてみると「再起動=シャットダウン+起動」なわけで、そもそもいらない?かも。どうしてもな人は、[Ctl]+[Alt]+[t]でターミナルを開いて、croshからshellでbashが使えるようにします。
crosh> shell
chronos@localhost / $ sudo shutdown -r now

ここで、shutdownコマンドを使って再起動させます。

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0