Amazon Simple Queue Service(SQS)のキューの保持期間について
キューにメッセージが送信された後、そのメッセージがキュー内に保持される期間を指します。キュー内のメッセージはこの期間が経過すると自動的に削除されます。保持期間はキューごとに設定され、メッセージごとに異なる保持期間を持つことができます。
デフォルト値:
SQSキューを作成すると、デフォルトでメッセージの保持期間は4日間に設定されています。つまり、メッセージがキューに送信された後、4日間はそのメッセージがキュー内に保持され、その後自動的に削除されます。
最小・最大値:
保持期間の最小値は最小で1分、最大値は最大で14日間です。これは、メッセージが保持される期間の範囲を示しています。
メッセージごとのカスタム設定:
SQSでは、個々のメッセージごとに保持期間をカスタマイズすることも可能です。メッセージを送信する際に MessageAttributes を使用して、特定のメッセージに対して保持期間を指定できます。
{
"MessageBody": "Your message content.",
"MessageAttributes": {
"RetentionPeriod": {
"DataType": "Number",
"StringValue": "3600" // 保持期間を秒単位で指定(例: 1時間)
}
}
}
影響と注意事項:
保持期間が経過したメッセージは削除され、再キューイングされません。メッセージを再処理したい場合は、再度送信する必要があります。
保持期間が短いと、メッセージがすぐに削除されるため、それより前に処理されることがないか検証する必要があります。