Viva Insights(旧Work Place Analytics)でCopilot for M365の利用データが取得できるようになっていました。
Copilotの利用状況についてはViva InsightsのダッシュボードやM365管理センター側で出力することができますが、それよりも詳細データを取得することができます。より利用実態やユーザーの使い方分析をする場合はVivaでデータをみたほうがよいかもしれません。

Viva Insightsのダッシュボード

M365管理センター側での出力

対象クエリ

個人のクエリのみ対象。組織間等分析する場合は、個人クエリから別途自分で集計する必要がありそうです。

メトリックの選択方法

いつもはメトリック（指標）をひとつずつ選択する必要があるのですが、Copilotの利用状況についてはこちらにチェックボックスを入れると一括で選択されます（現時点では個別に選択することは不可）。急に雑な仕様…。

メトリックについて

通常のメトリック

通常のメトリックについては以下のドキュメントにまとまっていますが、Copilot関連についてはまだ整備されていないのか記載がありません。（これから転記されるのかな？）

Copilot関連のメトリック

Insightsの分析ページには以下のメトリックの説明がありましたが、
他にもCopilotライセンスの有効日、Office製品ごとのCopilotアクティブ日等が含まれます。

Copilot が要約した会議
Copilot によって要約された会議の数。
Copilot が要約した会議時間
Copilot によって要約された会議の時間数。
Copilot によって作成された会議の要約
ユーザーが Copilot を使用して会議を要約した回数。
Copilot によって作成されたチャットの会話の要約
ユーザーが Copilot を使用して Teams のチャットやチャネルの会話を要約した回数。
Copilot を使用して作成されたチャットメッセージの下書き
Copilot を使用して Teams で作成されたチャットとチャネルメッセージの下書きの数。
Copilot によって要約されたチャットの会話
Copilot によって要約されたチャットやチャネルの会話の数。
Copilot を使用して送信されたメール
Copilot を使用して下書きを生成して挿入した後に送信されたメールの数。
Copilot によって作成されたメールのスレッドの要約
ユーザーが Copilot を使用してメールの会話を要約した回数。
Copilot を使用して実行されたメールのコーチングアクション
ユーザーが Copilot in Outlook によるコーチングを使用してメールの下書きに関するフィードバックを生成した回数。
Copilot によって作成されたメールの下書き
ユーザーが Copilot を使用して生成したメールの下書きの数。
Copilot によって作成された文書の要約
ユーザーが Copilot を使用して Word 文書を要約した回数。
Copilot によって作成されたドキュメントの下書き
ユーザーが Copilot で Word 文書の下書きを作成した回数。
Copilot を使用して実行されたテキストの書き換えアクション
ユーザーが Copilot を使用して Word 文書のテキストを変更した回数。
Copilot によって作成されたプレゼンテーションの要約
ユーザーが Copilot を使用して PowerPoint プレゼンテーションを要約した回数。
Copilot によって作成されたプレゼンテーション
ユーザーが Copilot を使用して PowerPoint プレゼンテーションを作成した回数。
Copilot を使用して実行された Excel 分析アクション
ユーザーが Copilot を使用してデータを分析し、Excel で分析情報をグラフ、ピボットテーブルオブジェクト、サマリー、傾向、または外れ値として表示した回数。
Copilot によって作成された Excel の数式
ユーザーが Copilot を使用して Excel データに基づく数式を含む新しい列を生成した回数。
Copilot を使用して実行された Excel の書式設定アクション
ユーザーが Copilot を使用して Excel で表を強調表示、並べ替え、フィルター処理した回数。
送信された Copilot チャットクエリ
グラフを使用したチャット (旧称 Microsoft 365 Chat) を使用して Copilot のユーザーによって送信されたクエリの数。