趣味でマイクロソフト認定トレーナー(通称MCT)を目指しています。
研修中は、研修1日目にブログを投稿し、最終日まで毎日投稿しよう!と思っていました。が、気づけば放置し1か月…(笑)期間中は毎日終日の研修がハードだったのと、毎日何かしら予定が入り投稿できておりませんでした。。
そんな言い訳はここまでにして、のこりの2‐4日分についてどんなことを感じたか書ければと思います。研修の概要については1日目の記事をご覧ください。
2-4日目のカリキュラム
1日目に成人学習を学んだあとは、2-3日目は研修の手法や話し方、進め方等を実習を交えながら学んでいきます。最終日は3日間で学んだことを使って、自分の好きなジャンルで10分間のミニ研修を自ら企画して実践していきます。
研修準備:学習目標の設定方法
- 学習目標の構成要素と作成時の留意点(個人演習あり)
研修準備:教育手法の選択
- 学習目標に合わせた教育手法の選択(プレゼンテーション演習あり)にふぃ
- 分かりやすい指示の与え方(個人演習あり)
研修準備:教授戦略プランの作成
- 研修実施の具体的手順のまとめ方(個人演習あり)
研修の進め方
- 学習環境の整え方
- 開始時に受講者の学習意欲を高め、動機づけをする方法(プレゼンテーション研修あり)
- 講義の展開方法で受講者の学習を促進する
- より分かりやすい講義を行うためのテクニック
具体例と喩え話
- 研修内で具体例や喩え話を取り入れる理由と活用時の留意点(個人演習あり)
発問の有効利用
- トレーナーから受講者に対する効果的な問いかけ方法
- 問いに対する受講者の回答への対処手順と留意点(個人演習あり)
効果的ほかのめんば^な質疑応答
- 受講者の質問を丁寧に受け取る手順
- 受講者からの質問に5つの回答方法を用いて答える(プレゼンテーション演習あり)
視聴覚教材の作成と活用
- 作成時の留意点
- ポインタ(指し棒)活用時の留意点
プレ1^ゼンテーション演習(動画撮影あり)
- 一人10分程度のプレゼンテーション演習と参加者相互のフィードバック
研修内での様々な問題解決
- 時間管理(ディスカッション演習あり)
- 扱いにくい受講者の対処(ディスカッション演習あり)
まとめとふりかえり
2-4日目の振り返り
基本的に講義→演習というスタイルは変わらずで、テキストを少し読んでから毎回ペアやグループで演習をしていきます。
学習目標の設定の大切さ
トレイン・ザ・トレーナーを受講してから自分が受講してきた社内外の研修を振りかえって感じたことは、たまに学習目標を設定していない研修があること。(そして自分も数年前まではあんまり意識していなかった…)学習目標とは最終的に受講者に期待される行動を記述したもので、行動・条件・基準が明確に示される必要があります。またしつこいくらい伝えるのも大事。
カリキュラムはあるけど、学習目標が明言されていない、もしくは学習目標はあるけど行動・条件・基準があいまいな研修ってたまにあるなと気づきました。ふんわり勉強が始まる感じ。
学習目標を設定することで、受講者とのゴールのすり合わせができるだけでなく、研修が簡単すぎる、難しすぎる等で研修への期待の乖離が発生しづらくなる利点もありますね。
研修に合った教育手法の選択
講義のほか研修を双方向にする手法として、ディスカッションやダイアログ、ブレスト、ロールプレイ、ディスカッション、ケーススタディ等いろいろな手法があることも学びました。
実際にほかのメンバーを受講者に見立てて場にあった教育手法を実践する場面があるのですが、いかに受講者の学習に役立つかを考えて選択・テーマを与えるかが難しかったです。なんとなくディスカッションさせるのではなく、ちゃんと学習目標に合った設計・時間配分が必要になります。
ド緊張!4日間の集大成研修プレゼン
最終日には三日間学んだことを受けて、自分で研修を設計して10分間プレゼンをします。普段人前に立つことに慣れていても、難しかったです。というのも、研修で学んだポイントを入れたり、自分が直したいと思っている話し方を矯正しながら実践するのでめっちゃくちゃ緊張しました。ちなみに録画されるので、あとでSDカードいただけます。
十人十色で皆さん思い思いの研修を実践するのですが、中にはハプニング(用意していた動画が流れない、時間切れ、言葉に詰まってしまう等)もあり、そういったトラブルも研修を実施する上で起こりうるので勉強になりました。
プレゼン中は一人ひとりにフィードバックコメントシートを書きます。なかなか普段の社内勉強会ではもらえない研修設計者・研修講師・プロ受講者(?)視点でのコメントがもらえるのでためになりました。一生大事にします。
MCTの要件ではあるけれど…。
今回はMCTの資格要件として、指導スキル証明書プロバイダー (ISCP) プログラムを受講完了する必要があり、「トレイン・ザ・トレーナー」を受講しました。しかしながら、MCTや研修講師・研修設計者でなくても「誰かに何かを伝えるような立場にいる人」には大変お勧めできる研修だと個人的には思います!